まいにちポップス(My Niche Pops)

令和初日から毎日、1000日連続で1000曲(せんきょく)を選曲(せんきょく)しました。。。古今東西のポップ・ソングのエピソード、洋楽和訳、マニアックなネタ、勝手な推理、などで紹介しています。キャッチーでメロディアスなポップスは今の時代では”ニッチ”なものになってしまったのかなあとも思いますが、このブログを読んでくださる方の音楽鑑賞生活に少しでもお役に立てればと願っています。みなさんからの追加情報や曲にまつわる思い出などコメントも絶賛募集中です!text by 堀克巳(VOZ Records)

CITY POP

「メタフィクション・ガール」LUA(2020)

おはようございます。 今日は手前味噌みたいですみません!最近僕がプロデュースをした曲をぜひ一度聴いてみてください。LUAの「メタフィクション・ガール」という曲です。 LUA - メタフィクション・ガール【MusicVideo】 「メタフィクション・ガール」 作詞…

「FIVE」YAJICO GIRL(2020)

おはようございます。 今日は日本の最新のCITY POPチューン、YAJICO GIRLの「FIVE」です。 FIVE 1980年代にFMから流れてきた日本のポップスに慣れ親しんだ人だったら、”これホントに新曲なの?再発じゃないの?”と思うんじゃないでしょうか。 最近のCITY POP…

「Love Song」具島直子(1996)

おはようございます。 今日は具島直子の「Love Song」を。 Naoko Gushima (具島直子) - Love song 一昨年の竹内まりやの「プラスティック・ラヴ」、そして昨年後半からの松原みきの「真夜中のドア」が海外で盛り上がっていいて、話題になってきているCITY PO…

「アンジェリーナ」佐野元春(1980)

おはようございます。 今日は佐野元春の「アンジェリーナ」です。 アンジェリーナ 振り返ってみると、1970年代後半から80年代前半というのは日本のポップスが最も洋楽にクロスした時代だったと思います。 それまで、叙情的な歌謡曲、演歌、フォークが大勢を…

「夏のクラクション」稲垣潤一(1983)

おはようございます。 今日は晩夏の名曲、稲垣潤一の「夏のクラクション」です。 www.youtube.com この曲は筒美京平が稲垣のシングルを手がけることが先に決まっていて、筒美が作詞家の売野雅勇に一緒にやらないかと声をかけたそうです。二人のコンビで作っ…

「魔法をおしえて」Ayane Yamazaki(2020)

おはようございます。 今日は今月(8月)にリリースされたばかりの日本の楽曲をピックアップしました。 Ayane Yamazakiの「魔法をおしえて」。 魔法をおしえて この曲に関するネットのニュースを見ると ”シティポップ80年代幻の名曲「魔法をおしえて」のカバ…

「潮騒 (THE WHISPERING SEA)」山下達郎(1978)

今日は山下達郎の「潮騒」です。 山下達郎・潮騒 この曲は彼の三枚目のオリジナル・アルバム「GO AHEAD」(1978)に収録されていた曲です。僕はシングル「愛を描いて –LET'S KISS THE SUN-」のB面の曲として知りました。 この当時の彼はレコードが全く売れず…

「Mr.サマータイム(ミスター・サマータイム)」サーカス(1978)

おはようございます。 今日はサーカスの「Mr.サマータイム」を。 Mr. サマータイム - サーカス この曲は1978年のカネボウの夏のキャンペーンソングとして大ヒットしました。 この頃は、資生堂とカネボウの2大化粧品会社のCMソングというのが、”最も売れるCM…

「浅い夢」来生たかお(1976)

おはようございます。 今日は来生たかおのデビュー曲「浅い夢」を。 夏の歌① 浅い夢/ 来生たかお 椎名林檎(兄の椎名純平にこの曲を薦めてカバーさせた)、小林武史(この曲の入ったアルバム「浅い夢」を自身の選ぶ名盤の一つにリストアップしている)など…

「二人の夏」愛奴(1975)

おはようございます。 今日は浜田省吾が在籍していたポップ・グループ”愛奴”の「二人の夏」です。 しかし、動画がなかったので、浜田省吾のちにセルフカバーしたヴァージョンで。 www.youtube.com この曲の印象的な間奏に使われているのは、ザ・ビーチ・ボー…

「マイ・ピュア・レディ」尾崎亜美(1977)

おはようございます。 今日は尾崎亜美の「マイ・ピュア・レディ」です。 www.youtube.com 歌謡曲、フォーク全盛の時代を大きく変えた都会的なポップスの象徴としてこのブログで僕は原田真二の名前を挙げましたが、それ以前にも”シティポップ”的な音楽の波が…

「ある日この夏~two way summer」山本達彦(1979)

おはようございます。 今日は、山本達彦の「ある日この夏~two way summer」です。YouTubeにはオリジナル音源の動画がないので、今日はライヴヴァージョンで。 www.youtube.com これは当時コーセー化粧品のTVCMで使われていて、僕が初めて聴いた彼の曲でした…

「真夜中のドア」松原みき(1979)

おはようございます。 今日は松原みきの「真夜中のドア」を。 松原みき 真夜中のドア STAY WITH ME ちなみに、その後リリースされたアルバム「Pocket Park」に入っているヴァージョンは、イントロのコーラスを本人が歌っていません。ちょっとしたところだと…

「バチェラー・ガール」稲垣潤一(1985)

おはようございます。 今日は「バチェラー・ガール」。”雨のポップス”の名手、大瀧詠一の作品(作詞は松本隆)。歌うのは「雨のリグレット」でデビューし「ドラマティック・レイン」で大ブレイクした”雨男”(この後は雨の歌がほとんど聴かれなくなりましたが…

「雨のウェンズデイ」大瀧詠一(1981)

おはようございます。 今日は水曜日ということでこの曲を。大瀧詠一の「雨のウェンズデイ」 www.youtube.com 山下達郎のレパートリーには素晴らしい雨の歌が少なくないですが、師匠である大瀧詠一にも、はっぴいえんど時代の「12月の雨の日」を筆頭に「五月…

「スプリンクラー」山下達郎(1983)

おはようございます。 梅雨といえば、一昔前はしとしと振り続ける長雨という印象がありましたが、最近はゲリラ豪雨が多くて、風情も変わってきたようです。 そんな現代の激しい雨にぴったり合い始めたような気がする曲、「スプリンクラー」を。 Tatsuro Yama…

「憧れのラジオ・ガール」南佳孝(1980)

おはようございます。 今日は南佳孝の「憧れのラジオ・ガール」です。 www.youtube.com 彼には「サウス・オブ・ザ・ボーダー」や「セヴンス・アヴェニュー・サウス」といった、素晴らしいクオリティを誇る名盤がありますが、僕が彼を知ったのは、テレビにも…

「頬に夜の灯」吉田美奈子(1982)

おはようございます。 今日は吉田美奈子。僕の選ぶ日本のCITY POPの最高峰はこの曲です。 Minako Yoshida - 頬に夜の灯(Hoho Ni Yoru No Akari) 日本のポップス史においてユーミン、大貫妙子、矢野顕子と並ぶ存在であり、リスペクトもされながらも、その中で…

「砂の女」鈴木茂(1975)

おはようございます。 ”風まじりの 雪がすべる 浜辺に いなづまのような 波がとどろく" これは、冬の海を舞台にした男と女の歌です。 冬の海とくれば本来かなり重くウェットな世界になるのが日本人の定石ですが この曲、歌詞は徹底してドライで、サウンドは…

「12月の雨」荒井由実(1974)

おはようございます。 今日はユーミンの「12月の雨」です。 www.youtube.com J-POPの歴史を源流へと遡っていくと、やっぱりこの人にぶち当たります。 J-POPのルーツと呼ぶに最もふさわしい人を一人だけ上げろと言われたら僕は”荒井由実”と答えます。 もちろ…

「DOWN TOWN」シュガー・ベイブ(1975)

おはようございます。 今日はシュガー・ベイブの「DOWN TOWN」です。 Sugar Babe - Down Town 山下達郎と大貫妙子が在籍し、今のJ-POPのルーツとも呼ばれているこのグループを生み出すきっかけになった場所は、四谷にあったロック喫茶”ディスク・チャート”だ…

「たくさんの花(The Flowers)」Polycat(2017)

おはようございます。 今日は突然、タイ産のCITY POP、しかも、日本語で歌っているんです。 Polycatの「たくさんの花」です。 POLYCAT - たくさんの花 | THE FLOWERS [Official MV] このPolycatはタイのチェンマイのパブで演奏していた男性3人組で2011年に…

「恋のブギ・ウギ・トレイン」アン・ルイス(1979)

おはようございます。 昨日は「今夜はブギ・ウギ・ウギ」を紹介しましたが、日本にも”ブギ・ウギ・ディスコ”の名曲があります。アン・ルイスの「恋のブギ・ウギ・トレイン」です。 www.youtube.com この曲が発売されたのは1979年の12月25日、「今夜はブギ・…

「NO END SUMMER」角松敏生(2012)

おはようございます。 今日は角松敏生の「NO END SUMMER」。2012年リリースの「「Rebirth 1」」の収録されていたリメイク・ヴァージョンで。 www.youtube.com 角松敏生は40年近いキャリアを誇る、日本のCITY POPの大看板アーティスト。 CITY POPの”神の座”に…

「Double Imagination」安部恭弘(1984)

おはようございます。 今日は安部恭弘の「Double Imagination」です。 【R30】 DOUBLE IMAGINATION / 安部恭弘 彼は80年代CITY POPの重要人物の一人です。 このジャンルの先駆者である大瀧詠一や山下達郎は本人のビジュアルはほとんど表に出ず、あくまでも楽…

「I LOVE YOU SO」山本達彦(1982)

おはようございます。 今日は山本達彦の「I LOVE YOU SO」です。 I Love You So 80年代初め、シティポップは”シティポップス”と呼ばれ、単なる音楽のジャンルに止まらず、都会的でおしゃれな生活を夢想させるものとして、そのイメージとリンクして広まってい…

「灼けた夏」来生たかお(1977)

おはようございます。 今日は来生たかおの「灼けた夏」。 灼けた夏 / 来生たかお 彼は数々のヒット曲を持つ作曲家として有名ですが、最初は才能あるシンガー・ソングライターとして期待されて売り出された人です。 デビュー曲「浅い夢」と、同曲が収められた…

「サマー・イン・サマー〜思い出は素肌に焼いて〜」八神純子(1982)

おはようございます。 今日は八神純子の「サマー・イン・サマー〜思い出は素肌に焼いて〜」です。 www.youtube.com 1970年代から80年代前半にかけて彼女は、女性シンガー・ソングライターの中ではトップ・クラスの人気を誇っていたのをよく覚えています。 伸…

「オーシャン・ブルー」稲垣潤一(1984)

おはようございます。 今日は稲垣潤一の「オーシャン・ブルー」です。 稲垣潤一「オーシャン・ブルー」 この曲の作詞作曲は松任谷由実、編曲は松任谷正隆。ユーミンの世界に引き込んでいるようでありながら、稲垣潤一の良さを生かす配慮も随所に感じられて、…

「海が欲しいのに」畠山美由紀(2003)

おはようございます。 今日は畠山美由紀の「海が欲しいのに」です。 Umi ga hoshiinoni Miyuki Hatakeyama 彼女は1990年代に”Port of Notes"というユニットのヴォーカルとしてデビュー。”カフェ・ミュージック・ブーム”の中心的存在になりました。 www.youtu…