まいにちポップス(My Niche Pops)

令和元年初日から毎日更新中〜1日1ポップス。エピソード、歌詞の和訳、謎解き、マニアックな捜査、勝手な推理、などで紹介していきます。text by 堀克巳(VOZ Records)

「君に想いを(It Might Be You)」スティーヴン・ビショップ(1982)

 おはようございます。

 今日はスティーヴン・ビショップ

 ダスティン・ホフマンの女装が当時かなりの話題になった映画「トッツィー」の主題歌です。


Stephen Bishop - It Might Be You (Tootsie) (1982)

 作曲したのは数々の映画を手掛けていて、ジャズ・フュージョンのアーティストでもあるデイヴ・グルーシン

 「トッツィー」のダスティン・ホフマン出世作「卒業」の映画音楽もサイモン&ガーファンクルとともに彼が作っていました。

 作詞は昨日登場した「風のささやき」と同じく、アラン&マリリン・バーグマン。

 

popups.hatenablog.com

  歌詞はこんな感じです。

 

  ” 時よ 僕は電車が走りすぎるのをただ見送り続けるように

  時をやり過ごしてきた 今までの人生でずっと

  砂浜に寝そべって 海鳥が飛ぶのを見ていた

  誰かが僕のことを家で待っていてくれることを願いながら

  何かが、それは君かもしれないって言っている 君かもしれないって ずっと

  

  すれ違う恋人たちを振り返ってばかりいた 今までずっと

  どうやって出会って どうやって関係を続けているんだろうなんて思いながら

  僕にそんな機会がきたら、その相手の顔をちゃんと見分けられるのかな?

  何かが、それは君かもしれないって言っている 君かもしれないって ずっと

 

  ひっそりと長く歩き続けて たくさんの夢を見て そしてたくさんの愛を抱えて

  僕らはいつか会えるはず たぶん必要なのは時間だけ

       それは君かもしれないって言っている  今までずっと

  

  ラブソングや子守唄を書きためてきた すごくたくさんあるんだ

  誰にも聴かせたことがない歌さ

  何かが、それは君かもしれないって言っている 

  君に違いないって言っている それはまさに君なんだって感じてる ずっと”

  (拙訳)

 

  歌っているのはスティーヴン・ビショップ。ナイーヴでメロウな曲を得意とするシンガー・ソングライターです。彼は優れたソングライターですが、中性的なボーカルが女装する男性の話である「トッツィー」に合うということで抜擢されたそうです。

 歌う前に彼は映画会社から、まだ無編集で4時間以上の尺のある映画を見るように言われたそうですが、そのラフには主にケニー・ロギンスの歌が仮で当てられていたそうです。

   彼のベスト盤にもこの曲を入っていますが、彼のオリジナル曲と全く違和感なく溶け込んでいます。彼以上にこの曲に合いそうな人は思い浮かばない、そんな”はまり役”だったと僕は思います。

 

 日本でのライヴ映像がアップされていました。

 


It Might Be You - Stephen Bishop (Live)

 

  

 

It Might Be You (Theme from Tootsie)

It Might Be You (Theme from Tootsie)

 

 

It Might Be You (Theme from"Tootsie") [Live]

It Might Be You (Theme from"Tootsie") [Live]