まいにちポップス(My Niche Pops)

令和元年初日から毎日更新中〜1日1ポップス。エピソード、歌詞の和訳、謎解き、マニアックな捜査、勝手な推理、などで紹介していきます。text by 堀克巳(VOZ Records)

「ゴー・アウェイ・リトル・ガール(Go Away Little Girl)」ダニー・オズモンド(1971)

 おはようございます。

 今日はダニー・オズモンド。昨日紹介しましたクラレンス・カーターの「パッチズ」の1年後に、同じプロデューサー(リック・ホール)、同じスタジオ(アラバマ州マッスル・ショールズ”FAMEスタジオ”)で制作された全米NO.1ヒットです。


Go Away Little Girl - Donny Osmond (Audio)

  ダニー・オズモンドは兄弟グループ”オズモンド・ブラザーズ(のちにオズモンズ)のメンバー。ジャクソン5でいうところのマイケル・ジャクソンのポジションにいました。

 日本でもカルピスのCMをやっていたくらいですから大変な人気者でした。


The Osmond Family, Calpis CM ( オズモンズ カルピスCM )

 1960年代にTVのアンディ・ウィリアムス・ショーのレギュラーで人気者になった彼らは、レコード・デビューすることになり、送り込まれたのがアラバマ州マッスル・ショールズ。まさにド田舎ですが、そこにはヒット・レコードを作ると評判のスタジオがあったのです。FAMEスタジオ、持ち主はエンジニア、プロデューサーのリック・ホールでした。

 しかし、リックの作るサウンドの最大の売りであった”スワンパーズ”というスタジオミュージシャンを、信頼していた大物プロデューサー、ジェリー・ウェクスラーに引き抜かれ地元に別のスタジオを作られるという大ピンチに陥っていました。

 しかし、彼はあきらめず、新たにミュージシャンをかき集め自分のチームを作ります。

 そして作ったのが「パッチズ」であり、オズモンズでした。オズモンズは「 今日はダニー・オズモンド。昨日紹介しましたクラレンス・カーターの「パッチズ」の1年後に、同じプロデューサー(リック・ホール)、同じスタジオ(アラバマ州マッスル・ショールズ”FAMEスタジオ”)で制作された全米NO.1ヒットです。

 

Go Away Little Girl - Donny Osmond (Audio)

 

  ダニー・オズモンドは兄弟グループ”オズモンド・ブラザーズ(のちにオズモンズ)のメンバー。ジャクソン5でいうところのマイケル・ジャクソンのポジションにいました。

 

 日本でもカルピスのCMをやっていたくらいですから大変な人気者でした。

 

The Osmond Family, Calpis CM ( オズモンズ カルピスCM )

 

 1960年代にTVのアンディ・ウィリアムス・ショーのレギュラーで人気者になった彼らは、レコード・デビューすることになり、送り込まれたのがアラバマ州マッスル・ショールズ。まさにド田舎ですが、そこにはヒット・レコードを作ると評判のスタジオがあったのです。FAMEスタジオ、持ち主はエンジニア、プロデューサーのリック・ホールでした。

 

 しかし、リックのプロデュースの最大の売りであった”スワンパーズ”というスタジオミュージシャンを、長く仕事を共にして信頼していた大物プロデューサー、ジェリー・ウェクスラーに引き抜かれ地元に別のスタジオを作られるという大ピンチに陥ります。

 しかし、彼はあきらめず、新たにミュージシャンをかき集め自分のチームを作ります。この時期の彼は、大きな屈辱からの逆襲モードにありました。絶対ヒットさせてやるという気迫が半端じゃなかったはずです。

 そして作ったのが「パッチズ」でり、オズモンズでした。オズモンズはまず「ワン・バッド・アップル」という、明らかにジャクソン5の「帰ってほしいの」を踏襲した曲で全米NO.1を獲得します。

 そして、そのうちの一番の人気者であるダニー・オズモンドのソロも制作することになります。

 シングルに選ばれた「ゴー・アウェイ・リトル・ガール」はキャロル・キングとジェリー・ゴフィンの楽曲。1962年にボビー・ヴィーという歌手がまずレコーディングしますが、大ヒットしたのは翌1963年のスティーヴ・ローレンスのヴァージョンで、全米1位に輝きました。


Go Away Little Girl-Steve Lawrence

 1966年にはザ・ハプニングスのカバーもヒット(全米12位)。彼らはニュージャージー出身ということもあって、ファーシーズンズ風なテイストが感じられます。


THE HAPPENINGS - "Go Away Little Girl"

 ”行ってくれ かわいいキミ もう行ってくれ かわいいキミ

 僕らは一緒にいちゃいけないんだ

 行ってくれ かわいいキミ もう行ってくれ かわいいキミ

 僕が一緒にいてほしいとすがりついてしまう前に”

 まず、これを当時13歳の男の子に歌わせるという、選曲のアイディアが素晴らしいですね。

 歌詞の中の、I Belong to Someone Else(ぼくには違う女性がいる)という大人な言い回しを

 I'm Dating Someone Else(僕は他に付き合っている子がいる)に変える、調整もちゃんと行われています。

 

 この年(1971年)は、キャロル・キングの「つづれおり」が大ヒットしました。リックは、それで彼女の昔のヒット曲を思い出したのかもしれませんね。

 日本では大瀧詠一が「つづれおり」の大ヒットをきっかけに、彼女の昔のヒット曲を再認識し、”はっぴいえんど”では封印していた”ポップス路線”を歩み始めたのはファンには有名な話です。

 インディペンデントなスタジオ・オーナーでエンジニア、プロデューサーであるという共通項を持つリック・ホールと大瀧詠一がシンクロするようで、僕には興味深く思えます。

 

 最後にダニーの大ヒットの影響を受けた作られた日本人アーティストのカバー・ヴァージョンを。

 日本のジャクソン5こと、フィンガー5です。

  


ゴー・アウェイ・リトルガール.wmv

 

 

Go Away Little Girl

Go Away Little Girl

  • アーティスト:ダニー・オズモンド
  • 出版社/メーカー: Universal Records
  • 発売日: 2018/03/16
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

Go Away Little Girl

Go Away Little Girl

  • アーティスト:Steve Lawrence
  • 出版社/メーカー: Black Sheep Music
  • 発売日: 2013/05/02
  • メディア: MP3 ダウンロード
 
Go Away Little Girl

Go Away Little Girl

  • アーティスト:The Happenings
  • 出版社/メーカー: B.T. Puppy Records
  • 発売日: 1966/08/16
  • メディア: MP3 ダウンロード