おはようございます。
今日はチープ・トリックの「甘い罠」です。
Cheap Trick - I Want You To Want Me (Version Original)
I want you to want me
I need you to need me
I'd love you to love me
I'm beggin' you to beg me
I want you to want me
I need you to need me
I'd love you to love me
I'll shine up my old brown shoes
I'll put on a brand new shirt
I'll get home early from work
If you say that you love me
Didn't I, didn't I, didn't I
See you cryin' (cryin, cryin')
Oh, didn't I, didn't I, didn't I
See you cryin' (cryin, cryin')
Feelin' all alone without a friend
You know you feel like dyin' (dyin', dyin')
Oh, didn't I, didn't I, didn't I
See you cryin' (cryin', cryin')
I want you to want me
I need you to need me
I'd love you to love me
I'm beggin' you to beg me
I'll shine up my old brown shoes
I'll put on a brand new shirt
I'll get home early from work
If you say that you love me
Didn't I, didn't I, didn't I
See you cryin' (cryin, cryin')
Oh, didn't I, didn't I, didn't I
See you cryin' (cryin, cryin')
Feelin' all alone without a friend
You know you feel like dyin' (dyin', dyin')
Oh, didn't I, didn't I, didn't I
See you cryin' (cryin', cryin')
Feelin' all alone without a friend
You know you feel like dyin' (dyin', dyin')
Oh, didn't I, didn't I, didn't I
See you cryin' (cryin', cryin')
I want you to want me
I need you to need me
I'd love you to love me
I'm beggin' you to beg me
Writer/s: Rick Nielsen
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” 僕のことを欲しいと思って欲しいんだ
君に必要とされることが必要なんだ
君に愛されたいと焦がれているんだ
僕を求めてほしいと請い求めているんだ
僕のことを欲しいと思って欲しいんだ
君に必要とされることが必要なんだ
君に愛されたいと焦がれているんだ
くたびれたブラウンシューズを磨こう
真新しいシャツを着よう
仕事が終わったら早く家に帰るよ
もし君が愛していると言ってくれたら
僕は君が泣いているのを見なかったっけ?
僕は君が泣いているのを見なかったっけ?
友達がいなくて孤独を感じて 死にたい気持ちだったんだよね
僕は君が泣いているのを見なかったっけ?
僕のことを欲しいと思って欲しいんだ
君に必要とされることが必要なんだ
君に愛されたいと焦がれているんだ
僕を求めてほしいと請い求めているんだ ” (拙訳)
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”I want you to want me I need you to need me I'd love you to love me”
と、わざと動詞をダブルで使っていて、言葉遊びのニュアンスを強く感じます。
言ってみればどれも”僕は君に愛されたいんだ”という意味でいいようにも思ったのですが、ダブル使いを日本語に反映できないかと思ってあれこれやってみたら、英語を習い始めたばかりの中学生の和訳みたいになってしまいました、、、(苦笑。
今の時代にこういう単純な歌詞を歌ったら、バカにされるかもしれないですよね。最近の歌詞は、ディテイルまで一生懸命考えて、ひねって、書いているようなものが多いですから。それだけ、気持ちを込めて書いているのですから、もちろんいいことなんですが、リラックスして音楽を楽しみたい時にはちょっと息苦しいなあ、と思うことも正直あります。
この「甘い罠」のようにすごくシンプルで肩の力を抜いてくれるような曲にしかない”効能”は絶対にあるはずですから、いつの時代もあってほしいなあと僕は思うのですが。
チープ・トリックは1973年にアメリカ、イリノイ州で結成されたバンドです。
ロビン・ザンダー(ボーカル)とトム・ピーターソン(ベース)の”男前”コンビとリック・ニールセン(ギター)とバン・E・カルロス(ドラムス)の”ひょうきん”コンビという組み合わせが絶妙で、日本で先に人気が出たグループです。”男前”コンビが女性から人気を集めたことと、”ビートルズ・フォロワー”と言われるようなポップでメロディアスな音楽性が日本人好みだったという相乗効果があったように思います。
1977年に彼らはデビューしますがアメリカではセールスは不調でしたが、1978年に日本公演を行うと熱狂的に迎えられ、日本限定企画としてライヴ・アルバム「チープ・トリックat武道館」が制作されました。
そして、そのアルバムがアメリカに逆輸入され人気に火がつき、1979年にアメリカで正式に発売されるとが全米3位、300万枚の大ヒットになったのです。
そこからのシングルがこの「甘い罠」で全米7位まで上がりました。きっかけは日本で発売されたレコードが彼らの地元に近いシカゴのラジオ局のDJの手に渡り、そのDJが面白がってオンエアしたことだったそうです。日本人の女の子たちの歓声が入ったライブ・シングルがアメリカで大ヒットしたというのは本当にレアなことですが、かえってその歓声がアメリカ人には新鮮だったらしく、そのおかげでヒットしたという側面もあったと言われています。
ちなみに、オリジナルはセカンドアルバム「青ざめたハイウェイ(In Color)」に収録されていた彼らにとってのセカンド・シングルで、当時アメリカでチャートインすらしていませんでした。
この曲は彼らのライヴのセットリストから外されていたそうですが、日本で人気があるということで急遽日本公演では演奏したそうです。それが、彼らを人気バンドにする大きなきっかけになったわけですから不思議なものです。
大ヒットしたのはこちら、武道館のライヴ・ヴァージョン。
Cheap Trick - I Want You to Want Me - Live @ Budokan
映像もあります!
Cheap Trick - I Want You to Want Me (from Budokan!) [Official Video]