まいにちポップス(My Niche Pops)

令和初日から毎日、1000日連続で1000曲(せんきょく)を選曲(せんきょく)しました。。。古今東西のポップ・ソングのエピソード、洋楽和訳、マニアックなネタ、勝手な推理、などで紹介しています。キャッチーでメロディアスなポップスは今の時代では”ニッチ”なものになってしまったのかなあとも思いますが、このブログを読んでくださる方の音楽鑑賞生活に少しでもお役に立てればと願っています。みなさんからの追加情報や曲にまつわる思い出などコメントも絶賛募集中です!text by 堀克巳(VOZ Records)

「シャイン・ラブ(Shine a Little Love)」E.L.O(エレクトリック・ライト・オーケストラ)(1979)

 おはようございます。

   今日はE.L.Oの「シャイン・ラブ」です。


Electric Light Orchestra - Shine a Little Love (Official Music Video)

  

 ”君がやったことを 批評する気はないよ

   君には君のやり方があるはずだからね

     だけど、君にはわかってもらわなきゃ

   こんなことを言うのはバカみたいなのもわかってる

   でもかまわないんだ、今日は今日だしね

 

      *君は僕の人生に愛をそっとともしてくれる

   君は僕の人生に愛をそっとともしてくれる 僕に見せて欲しい

 

 (思い出して)今夜は夜明けまで走るんだ

 (思い出して)今夜二人言葉にしよう

     二人は止められない 楽しいことがたくさんあるんだ

      君はとっくに聞いていることだけど

  僕には君が必要なんだ 日毎にどんどん君がほしくなる

 

    *繰り返し

 

    わかるかい?(うん、わかるわ)

  気分はいいかい?(どんなものかはわかるわ)

    そのままでいてくれるかい?(最初からやり直すわ)

 

       あれから一年が経って ずいぶんよくなった

    君は何も言わず家に帰ってきた

       みんな君は彼女をじきに忘れると言ったけど

     ヤツらにはわからない ただ理解できないんだ

        鏡を覗き込めば どちら側にも愚か者がいる

 

  わかるかい?(うん、わかるわ)

  気分はいいかい?(どんなものかはわかるわ)

    そのままでいてくれるかい?(最初からやり直すわ)

 

  君に伝えるために、僕はいったい何日も待っているんだろう?

  本当に信じられないよ

  今夜、二人は世界に向かって歩いて行く

  夜明けの光が見えるまでもう一度やり直すんだ

  そうすれば 心の中で感じることが すぐに君の瞳を輝かせるだろう 

 

  *繰り返し                    ” (拙訳) 

 

 エレクトリック・ライト・オーケストラは”ロックとクラシックの融合””バンドと管弦楽団の合体”をコンセプトに1970年に作られたバンドです。

 当時は、シカゴやブラッド、スウェット&ティアーズといったブラス・セクションを入れたバンドが大人気で、それに対抗して弦楽器でいこうと思ったようです。

 しかし、その首謀者であったロイ・ウッドが早々に脱退。彼に誘われて参加していたジェフ・リンがグループの舵をとることになります。

 

 そしてグループは作品を重ねるごとにポップになり、商業的な成功をおさめていきます。この「シャイン・ラブ」は当時大流行していたディスコのビートを取り入れつつ、40人編成のストリングスも入っています。

 この曲の入ったアルバム「Discovery」はDisco Very(すごくディスコ)だと解釈できることも話題になりました。

(このタイトルを考えたのは、バンドのキーボーディスト、リチャード・タンディだそうです)

 

    この曲を書いたのもジェフ・リン。

    1970年代後半から80年代にかけて一番ポップな曲を書いていた人だと、僕は思っています。

 そのジェフ自身が、

 「曲を書いているとき調子が良くて、陽気で弾んだ曲になった」というから相当なものだと思います。