まいにちポップス(My Niche Pops)

令和初日から毎日、1000日連続で1000曲を選曲しました(苦笑)。古今東西のポップ・ソングをエピソード、歌詞の和訳、マニアックなネタ、勝手な推理、などで紹介しています。みなさんの音楽鑑賞生活に少しでもお役に立てればうれしいです。みなさんからの情報や思い出話などコメントも絶賛募集中です!text by 堀克巳(VOZ Records)

「セレブレーション(Celebration)」クール&ザ・ギャング(1980)

 おはようございます。

 今日はクール&ザ・ギャングの「セレブレーション」です。

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Yahoo! (This is your celebration)
Yahoo! (This is your celebration)
Celebrate good times, come on (Let's celebrate)
Celebrate good times, come on (Let's celebrate)


There's a party goin' on right here
A celebration to last throughout the years
So bring your good times and your laughter too
We gonna celebrate your party with you
Come on now


(Celebration) Let's all celebrate and have a good time
(Celebration) We gon' celebrate and have a good time


It's time to come together
It's up to you, what's your pleasure?
(Everyone around the world come on)


Yahoo! It's a celebration
Yahoo!

 

Celebrate good times, come on (It's a celebration)
Celebrate good times, come on (Let's celebrate)


There's a party goin' on right here
A dedication to last throughout the years
So bring your good times and your laughter too
We gonna celebrate and party with you
Come on now


(Celebration) Let's all celebrate and have a good time, yeah-yeah
(Celebration) We gon' celebrate and have a good time


It's time to come together
It's up to you, what's your pleasure?
(Everyone around the world come on)


Yahoo! It's a celebration
Yahoo! It's a celebration


Celebrate good times, come on (Let's celebrate, come on now)
Celebrate good times, come on (Let's celebrate)

 

We're gonna have a good time tonight
Let's celebrate, it's all right
We're gonna have a good time tonight
Let's celebrate, it's all right, baby
We're gonna have a good time tonight (Celebration)
Let's celebrate, it's all right
We're gonna have a good time tonight (Celebration)
Let's celebrate, it's all right


Yahoo!  Yahoo!


Celebrate good times, come on (Let's celebrate)
Celebrate good times, come on (It's a celebration)
Celebrate good times, come on (Let's celebrate)
Celebrate good times, come on (Come on and celebrate tonight)
(Baby everything's gonna be alright, let's celebrate)
Celebrate good times, come on
Celebrate good times, come on (Let's have a great time, celebrate)
Celebrate good times, come on

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ヤッホー!(これは君のお祝いさ)
ヤッホー!(これは君のお祝いさ)
楽しい時間を祝おう、さあ(盛り上がろう)
楽しい時間を祝おう、さあ(盛り上がろう)


パーティーをやってるよ、今ここで
何年も続くお祝いさ
だから、君も楽しい時間と笑いを持ってきてくれ
僕らは、君のパーティーを一緒にやるつもりなんだ
さあ、今すぐ


(セレブレーション) みんな一緒に盛り上がって、楽しもう
(セレブレーション)僕らはお祝いして、楽しむのさ


一緒に集まろう
それは君次第、何をやって楽しみたい?
(世界中のみんな、カモン!)


ヤッホー !お祝いだ
ヤッホー !

 

楽しい時間を祝おう、さあ(お祝いだ)
楽しい時間を祝おう、さあ(盛り上がろう)


パーティーをやってるよ、今ここで
何年も続くお祝いさ
だから、君も楽しい時間と笑いを持ってきてくれ
僕らは盛り上がって、君とパーティーをやるのさ
さあ、今すぐ

 

(セレブレーション) みんな一緒に祝って、楽しもう
(セレブレーション)僕らはお祝いして、楽しむのさ


一緒に集まろう
それは君次第、何をやって楽しみたい?
(世界中のみんな、カモン!)


ヤッホー !お祝いだ
ヤッホー !


楽しい時間を祝おう、さあ(盛り上がろう、さあ今すぐ)
楽しい時間を祝おう、さあ(盛り上がろう)


今夜は楽しく過ごそう
盛り上がろう、大丈夫さ
今夜は楽しく過ごそう
お祭り気分で 問題なしさ、ベイビー
今夜は楽しく過ごそう (セレブレーション)
盛り上がろう、大丈夫さ
今夜は楽しく過ごそう (セレブレーション)
お祭り気分で、問題なしさ


ヤッホー!ヤッホー!


楽しく過ごして盛り上がろう、さあ(盛り上がろう)
楽しく過ごして盛り上がろう、さあ(盛り上がろう)
楽しく過ごして盛り上がろう、さあ(盛り上がろう)
楽しく過ごして盛り上がろう、さあ (さあ、今夜を楽しもう)
(♪ベイビー すべてうまくいくさ、盛り上がろうぜ)
楽しく過ごして盛り上がろう、さあ
楽しく過ごして盛り上がろう、さあ(さあ楽しんで、盛り上がろう)
楽しく過ごして盛り上がろう、さあ

           (拙訳)

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 最初から最後までひたすら盛り上がろうと煽ってくるだけです(笑。

 最近は、考えに考えつくしたような、歌詞の比重が大きい曲が多い気がして、たまにこういう”ノリ”で一気に押し切る音楽を聴いて心のバランスをとりたくなってしまいます(苦笑。

 

    クール&ザ・ギャングは、1964年にニュージャージー州ジャージーシティでロバート "クール "ベルとロナルド・ベルの兄弟を中心に結成されたR&B/ファンクバンドです。

 これだけ長いキャリアがありますから、時代によってそのスタイルはかなり違っていました。

  レコード・デビューは1969年、シングルはバンド名の「Kool& The Gang」という曲でした。

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 スタートはインストのファンク・バンドだったんですね。もともとはソウルジャズのバンドだったそうですが、観客がファンクで盛り上がるのでそちらにシフトしていったようです。バンド名はthe Jazziacs、the Soul Town Band、the New Dimensionsと変遷し、最終的にKool& The Gangになりました。

 

 彼らがブレイクしたのは1973年リリースのアルバム「Wild and Peaceful」。「Funky Stuff」(全米29位)、「Jungle Boogie」(全米4位)、「Hollywood Swinging」(全米6位)の3曲のヒットが生まれました。

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 1975年には90年代の日本のクラブシーンでも人気のあった「サマー・マッドネス」(全米35位)をリリースしています

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 その後、彼らは低迷期に入ります。当時大流行していたディスコなどのポップな洗練されたスタイルノン学が時代の中心になっていき、彼らのストリート感のある泥臭いファンク・サウンドが合わなくなり、同じくその頃人気のあったフュージョンやアース、ウィンド&ファイアーなどのテイストを取り入れていくうちに、個性がなくなっていた、、僕にはそんな風に見えました(普通に聴く分には全然楽しめる音楽なんですが、、)。

 

  どん底時代の彼らはレコード店でインストア・イベントをやったそうですが、客は女の子一人、しかもその女の子から「クール&ザ・ギャングは古い!」と言われたことで、バンドの改革をしようと決心したそうです。

 

 そして、彼らは二つの大きな改革をすることで、低迷期を抜け出すことに成功します。

 一つはメイン・ヴォーカリストを迎え入れること。女性コーラスを入れたり、メンバーが歌うなど、インストから”歌モノ”に徐々にシフトしてきた彼らでしたが、ここで正式にフロントマンを入れたのです。そのヴォーカリストがジェームス・"J.T."・テイラーでした。

 もう一つは、彼らはデビュー作以外はずっとセルフ・プロデュースでやって来ましたが、このタイミングで初めて外部のプロデューサーを招きました。

 それがエウミール・デオダート。ブラジルからアメリカに渡り、ジャズ/フュージョンで成功していたアーティストです。

 彼の手腕により、クール&ザ・ギャングはポップで洗練された、何より時代にフィットしたサウンドを手に入れることができたのです。

 

「Ladies Night」1979年全米8位 R&B1位

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 「Too Hot」1980年代全米5位。鍵盤の音がまさにデオダート。

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 そしてこの勢いに乗って、リリースされた次のアルバム「セレブレイト」からのファースト・シングルで、彼らにとって唯一の全米1位になったのがこの「セレブレーション」でした。

 

 この曲を書いたメンバーのロナルド・ベルはイスラム教徒でホテルで経典を読んでいると、神様が人間を創造するときに天使を呼び集めると、天使たちが神様に、あなたを祝福し、賛美します、と言ったというところに感銘を受けます。

 人類の起源には、セレブレーションがあるのだと。彼は、それを歌にしようと思いついたのだそうです。

 彼はこう語っています。

 

「実際は、人類のために書かれた曲なんだ」

 (SONGWRITER UNIVERSE   June 13, 2016)

 

  また、音楽的な面ではロナルドはこう語っています。

「僕たちがポップミュージックに焦点を当てたとき、ジャズのコードをいくつか使わないようにしたんだ。「セレブレーション」を書いているとき、実はプリンスの曲やドナ・サマーやそういった音楽を聴いていて、それにインスパイアされたんだ」

 (SONGWRITER UNIVERSE   June 13, 2016)

 

 テーマは宗教的で崇高なものでありながら、音楽的には最先端のダンスミュージックにアプローチする、このマッチングがとてもうまくいったわけですね。

 これはE,W&Fの「ブギー・ワンダーランド」や「レッツ・グルーヴ」などとも共通するような気がします。

 この時代に作られた、単に快楽的なパーティ・ディスコ・ソングの多くが風化していく中で、この曲が今なお人気なのも、そのあたりに秘訣があるのかもしれません。

 

  最後はこの曲のライヴ映像を。「Showtime at the Apollo」というTV番組のようです。

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