まいにちポップス(My Niche Pops)

令和初日から毎日、1000日連続で1000曲を選曲しました(苦笑)。古今東西のポップ・ソングをエピソード、歌詞の和訳、マニアックなネタ、勝手な推理、などで紹介しています。みなさんの音楽鑑賞生活に少しでもお役に立てればうれしいです。みなさんからの情報や思い出話などコメントも絶賛募集中です!text by 堀克巳(VOZ Records)

「サムデイ・マン」ポール・ウィリアムス(1970)

 おはようございます。

 今日はポール・ウィリアムスの「サムデイ・マン」です。


Someday Man

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Some people always complain
That their life is too short, so they hurry it along
Their worries drive them insane
But they still go along for the ride
As for me, I have all the time in the world

 

I was born a someday man
I'm a maybe child
I was born a someday man
I was always wild
Tomorrow's a new day, baby
Anything can happen
Anything can happen at all

 

Some folks are working for reasons
And waiting for answers they're never gonna find
They keep on searching for pleasures
And looking so hard they can't see
But for me, life can be a sweet holiday

 

I was born a someday man
I'm a maybe child
I was born a someday man
I was always wild
Tomorrow's a new day, baby
Anything can happen
Anything can happen at all

 

I was born a someday man
I'm a maybe child
I was born a someday man
I was always wild

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  ”人生は短すぎるって文句を言ってる人たち だからいつも急ぎ足

    心配事ばかりでアタマがおかしくなりそうなのに

  まだ、付き合いに参加している

  僕はと言えば 全然平気なもんさ

 

  僕は”いつかなんとなるって考える男” たぶん子供なんだよ

  僕は生まれついて 楽観的で自由奔放な男

 

  明日は新しい一日 なんでも起こりうるのさ

  いったいどんなことが起こるだろうね

 

  何か理由を求めて働く人たち 決して見つからない答えを待ちわびて

  楽しいことをひたすら追い続けて 見えないものに目を凝らしている

  僕にとってはね 人生は気持ちいい休日なのかも

 

       僕は”いつかなんとなるって考える男” たぶん子供なんだよ

  僕は生まれついて 楽観的で自由奔放な男

 

  明日は新しい一日 なんでも起こりうるのさ

  いったいどんなことが起こるだろうね

                                                                             ” (拙訳)

 

 不安で頭が爆発しそうな人が多い今の状況の中で、この歌詞のポジティヴさは気持ちを逆なでてしまいそうな気もしますが、、。

 危機対策としてネガティヴさというのは、とても大事だと思います。

 しかし、頭というのはずっとそういうモードにしておくと、際限なく心配事を大量生産してしまって、心のキャパを越えてしまいがちです。

 いつか、なんとかなるさ、みたいな楽観的な視点は、部屋の換気をするように。時々は頭の中に入れてあげたほうがいいように僕は思います。

 

 さて、この「サムデイ・マン」はザ・モンキーズが先に歌ってリリースしていました。 


The Monkees - Someday Man

 ウィリアムスはこう回想しています。

 「お金もなかったし、俳優としての仕事もなかった。自分の楽しみのために曲を書き始めたんだ。そして、一度書き始めたらそればかりやっていた。いつも書き続けていまたんだ」

             (American Songwriter)

  元々は俳優志望で、趣味で歌を作っていた彼は、A&Mレコードの音楽出版部門にいたチャック・ケイに歌詞の才能を認められ、ロジャー・ニコルズ&スモール・サークル・オブ・フレンズの解散とともに作家に専念し始めたロジャー・ニコルズに紹介され、コンビを組むようになります。

 

 

「その最初のミーティングが終わって外に出たとき、私はニコルスが作ったメロディを手にしていた。さて、試しに歌詞を付けてみようか?そんな風に歌詞を書き始めると、次の日の午後にはすっかり仕上がっていた」

 (「ロジャー・ニコルス・トレジャリー」ライナーノーツ)

 

 そして出来上がったのが、クロディーヌ・ロンジェが歌った「It's Hard To Say Goodbye」でした。


It's Hard To Say Goodbye

 

「約4年間、ロジャー・ニコルズは僕の音楽学校のようなものだった。彼は鍛えられたミュージシャンだったから、僕はロジャー・ニコルズやチャック・ケイから曲のまとめ方の基本をたくさん学んだんだよ」

     (American Songwriter)

 

 そして作家としての初めての大ヒットとなった、カーペンターズの「愛のプレリュード」と同じ1970年にリリースされたのが、この「サムデイ・マン」が収録されたアルバム「サムデイ・マン」でした。このアルバムは全曲、ポール・ウィリアムス作詞、ロジャー・ニコルズ作曲(アルバムのプロデュースもロジャー)で素晴らしい曲が本当に目白押しです。

 中でも僕が好きなのは、ザ・サンドパイパーズが最初に取り上げ、サンシャイン・カンパニーやアメリカン・ブリードも取り上げた「To Put up with You」という曲です。

 それを最後にお聴きください。

 


To Put up with You

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