まいにちポップス(My Niche Pops)

令和初日から毎日、1000日連続で1000曲を選曲しました(苦笑)。古今東西のポップ・ソングをエピソード、歌詞の和訳、マニアックなネタ、勝手な推理、などで紹介しています。みなさんの音楽鑑賞生活に少しでもお役に立てればうれしいです。みなさんからの情報や思い出話などコメントも絶賛募集中です!text by 堀克巳(VOZ Records)

「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー?(Do You Love Me?)」パティ・オースティン(1981)

 おはようございます。

 マイケル・ジャクソンを”King Of Pop”の座に押し上げた最大の功労者、プロデューサーのクインシー・ジョーンズとソングライター/アレンジャーのロッド・テンパートンのコンビは、1980年代にマイケル以外にもたくさんの作品を手がけますが、その中で僕の好きな曲を紹介します。

 「オフ・ザ・ウォール」への参加をきっかけにして、1980年代にロッドはクインシーのプロデュース作品のメイン・ソングライターとしてたくさん曲を書くことになるわけですが、クインシーは彼のことを

 ”クラシックの作曲家の資質を持ち、旋律や対位法に優れた才能を発揮するソングライターの最高峰”

 と評しています。

 僕は、白人なのにこんなグルーヴのあるダンス・ナンバーを書けるなんてすごいなあ、というざっくりした感じで彼を捉えていましたが、クラシックの作曲家に匹敵する高い音楽性をダンス・ナンバーに反映させていた人なんですね、だからディスコ・ブームが去っても彼の曲は支持され続けていたのでしょう。

 

  さて、この曲を歌っている パティ・オースティンは、クインシーが彼女の洗礼式で代父を務めたというほどの近い関係です。

 マイケルの「オフ・ザ・ウォール」にも参加していて、デヴィッド・フォスターキャロル・ベイヤー・セイガー作の「It's the Falling in Love」をデュエットしています。


Michael Jackson - It's the Falling in Love (Audio)

 また、クインシー・ジョーンズの大ヒットアルバム「愛のコリーダ(The Dude)」(1981)にも参加していて、5曲にシンガーとして、そのうち3曲がロッド・テンパートンの作品です。またソングライターとしても「The Dude」をロッドと共作しています。

 今回、紹介するのはクインシーが1980年に発足した自身のレーベル”Quest"からリリースされた、彼女のアルバムからのシングル曲。書いたのはもちろんロッド・テンパートンです。

 残念ながらビルボードの総合チャート入りはしませんでしたが、Hot Club Dance Playチャートでは堂々1位を獲得、当時日本のディスコでもかなり人気があったようです。”現場”では人気だったわけですね。

 


Do You Love Me? - Patti Austin -

 

Do You Love Me?

Do You Love Me?