おはようございます。
今日はパレードの「サンシャイン・ガール」。かなりマニアックなチョイスですけど、曲はすごくポップですよ。
1960年代の南カリフォルニアのキャッチーなポップスをアメリカでは”サンシャイン・ポップ”などと呼びますが、彼らもそう分類されています。
パレードは、以前紹介したロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・フレンズのメンバーでもあり後に俳優もやるマレー・マクラウド、フィル・スペクターのセッションでキーボードを弾いたことがあるジェリー・リオペル、スモーキー・ロバーツの3人組です。
ちなみにスモーキー・ロバーツはソロ・シンガーとしても活動しています。カーペンターズの代表曲「愛のプレリュード(We've Only Just Begun)」は、もともと銀行のCMソングだったものですが、一番最初にシングルでリリースしたのが彼でした(契約の関係でフレディ・アレンという名義になっています)。
Freddie Allen - We've Only Just Begun
さて、このパレード、アルバムも作らないままグループを終わってしまいます。ただし「サンシャイン・ガール」全米20位まであがるヒットになりました。
この曲を気に入って自分のラジオ番組で紹介したのが大瀧詠一です。CM用にこの曲をカバーまでしたのですが、お蔵入りしてしまいました。しかし、その音源が「NIAGARA CM Special Vol.1 30th Anniversary Edition」に収録され陽の目を見ました。そこで、大瀧は”サンシャイン・ガール~”というところを”透明ガール~”と歌っているんです。歌詞を書いたのは、伊藤アキラ。この木なんの木〜や青雲〜やカッパえびせん、など数々の有名CMを書いた作詞家です。
それにしても、昨日紹介したノーナ・リーヴスとパレードの間に大瀧詠一を置くと繋がってしまう。こじつけっぽくはありますが、なにか不思議な感じがします。