おはようございます。
今日はザ・フーの「ユー・ベター・ユー・ベット」です。
www.youtube.comI call you on the telephone
My voice too rough with cigarettes
I sometimes feel I should just go home
But I'm dealing with a memory that never forgets
I love to hear you say my name
Especially when you say, "Yes"
I got your body right now on my mind
But I drunk myself blind
To the sound of old T-Rex
To the sound of old T-Rex
Oh, and Who's Next?
When I say, "I love you," you say, "You better"
(You better, you better, you bet)
When I say, "I need you," you say, "You better"
(You better, you better, you bet)
You better bet your life
Or love will cut you like a knife
I lay on the bed with you
We could make some book of records
Your dog keeps licking my nose
And chewing up all those letters
Saying, "You better
You better bet your life"
You better love me, all the time now
You better shove me back into line now
You better love me, all the time now
You better shove me back into line now
I showed up late one night with a neon light for a visa
But knowing I'm so eager to fight can't make letting me in any easier
I know I've been wearing crazy clothes and I look pretty crappy, sometime
But my body feels so good and I still sing a razor line every time
And when it comes to all night living
I know what I'm giving
I've got it all down to a tee
And it's free
When I say, "I love you," you say, "You better"
(You better, you better, you bet),,,,,
You better bet your life
Or love will cut you just like a knife
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オマエに電話をかける
オレの声はタバコでひどく枯れている
もう家に帰るべきだとたまに感じる
だけど、オレは決して忘れられない思い出を
なんとかしようとしている
オマエがオレの名前を呼ぶのが聞きたい
特にオマエが言う”イエス”を
オレはオマエの体を心に思い浮かべたけど
正体がなくなるまで酔っ払ってしまった
懐かしのT-Rexを聴きながら
懐かしのT-Rexを聴きながら
次は誰だ?
オレが愛しているって言うと
オマエは言うんだ ”そうしたほうがいいわね”
(そうしたほうがいい、もちろん)
オマエが必要だって言うと
オマエが言うんだ”そうしたほうがいいわね”
(そうしたほうがいい、もちろん)
人生を賭けたほうがいい
さもなきゃ、愛があなたを切り刻む、ナイフみたいに
オマエとベッドに横たわる
二人の公式記録本だって作れるぜ
オマエの犬がオレの鼻を舐め続けてる
その文字を全部噛み砕いてみれば
こう言ってることになる
”あなたは、人生を賭けるべきだ”
私を愛したほうがいい、今はずっと
私を列に押し戻したほうがいい
私を愛したほうがいい、今はずっと
私を列に押し戻したほうがいい
ある晩オレはビザを照らすネオンライトを持って現れた
だけど、オレは戦いたいのに簡単には中に入れてくれなかった
オレはおかしな服を着て
ときどき安っぽく見えることはわかってるよ
だけどオレの体はすごく気持ちよくて
今だっていつもカミソリのように歌えるぜ
徹夜の生活となれば
オレは自分がやれることはわかってる
完璧に理解しているんだ
そしてそれはタダなんだ
オレが愛しているって言うと
オマエは言うんだ ”そうしたほうがいいわね”
(そうしたほうがいい、もちろん)、、、
人生を賭けたほうがいい
さもなきゃ、愛があなたを切り刻む、ナイフみたいに
(拙訳)
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1981年に全英9位、全米18位、 ザ・フーの最後のヒット・シングルがこの「ユー・ベター・ユー・ベット」です。
なぜか、T-Rexが歌詞に出てきますが、マーク・ボランがT-Rex以前に在籍していたジョンズ・チルドレンというバンドは、ザ・フーのマネージャーが設立した”Track Records"の最初期の契約アーティストで、The Whoの前座として一緒にツアーを回っていたそうで、ただ、思いつきで歌詞に出したわけじゃなさそうです。
作者のピート・タウンゼントはこう語っています。
「クラブ通いとパーティ三昧の数週間の中で『ユー・ベター・ユー・デッド』を作り上げていったんだ」
「僕は結婚生活の不毛な時期を過ごした後、友人の娘さんと付き合っていたんだ。僕はこれをいい曲にしたかったんだ、なぜならこの曲を書いた相手が、地球上で最高の人の一人だったから」 (Who By Numbers)
ピートは当時36歳、離婚問題を抱え苦悩しながら、若い彼女ができたハッピーなテンションもあって、この曲のテンションの高さに、そういう躁鬱っぽさを感じなくもないですが、、。
「『ユー・ベター・ユー・ベット』はとても自然に出てきた歌詞なんだ。かなり自発的で張り切った歌さ、ポップ・ソング、本当に、ただのポップ・ソングだよ」
(「Face Dances」ライナー・ノーツより)
主人公が愛しているというと、そうしたほうがいい、もちろん、とか自分の人生を賭けたほうがいいわ、と答えるなんてちょっとエキセントリックな女性だななどと思いましたが、You Better You Betという語呂の良さというか勢いが大事で、そんなに深く考える歌でもないのかもしれませんね。
さて、この時代のバンドのトピックは、何と言ってもドラマーのキース・ムーンが1978年に亡くなり、代わりに元スモール・フェイセスのケニー・ジョーンズが加入したということでしょう。
代役にフィル・コリンズも名乗りをあげたという話もありましたが、彼らが選んだのがケニーでした。
しかし、キース・ムーンの代役など誰も務まるわけはなく、ボーカルのロジャー・ダルとリーはこう回想しています。
「僕は彼が悪いドラマーだって言っているんじゃない。悪いヤツだって言っているわけでもない。ヤツを嫌ってもいない。だけど、彼はザ・フーに合っているドラマーじゃなかったんだと感じただけだ。まるで、キャデラックのホイールを外して、ロールスロイスにつけたようなものだ。素晴らしいホイールだ、だけど間違っている」
(UCR : February 27, 2021)
ロジャーは「ユー・ベター・ユー・ベット」の収録されたアルバム「Face Daces」の多くの曲を録音し直したいと語っていますが、この「ユー・ベター・ユー・ベット」だけは、彼の最も好きな曲の一つになっているそうです。
この曲に限っては、キース・ムーンのハイテンションで破天荒なドラミングより、タイトな感じが合っていたのかもしれません。1981年といえば、パンク・ブームもおさまり、打ち込みのジャストなタイミングの音楽が旬になってきたころですし。
同じポップな曲調なのに、こっちは荒々しくテンションが高いですね。1978年の彼らのヒット「フー・アー・ユー」。