まいにちポップス(My Niche Pops)

令和初日から毎日、1000日連続で1000曲(せんきょく)を選曲(せんきょく)しました。。。(現在は不定期で更新中)古今東西のポップ・ソングを、エピソード、和訳、マニアックなネタ、勝手な推理、などを交えて紹介しています。親しみやすいポップスは今の時代では”ニッチ(NIche)”な存在になってしまったのかもしれませんが、このブログがみなさんの音楽鑑賞生活に少しでもお役に立てればうれしいです。追加情報や曲にまつわる思い出などありましたらどんどんコメントしてください!text by 堀克巳(VOZ Record

「ピースフル(Peaceful)」ケニー・ランキン(Kenny Rankin)(1972)

 おはようございます。今日はケニー・ランキンの「ピースフル」。久しぶりに”心地よい朝”の歌です。


Kenny Rankin - Peaceful 1972

In the morning sun when no one
Will be drinkin' any more wine
And I wake up the sun up by givin' him
A fresh air full of the wind cup
And I won't be found in the shadows hangin' so low
I can wait for fate to bring around to me
Any part of my tomorrow, tomorrow

Cause its oh, so peaceful here
No one bendin' over my shoulder
Nobody breathing in my ear
Oh, so peaceful here

In the evening shadows are fallin'
And the dew is settlin' in my mind
And I think of my friends in the yesterday
When my plans were giggled in rhyme
I had a son while on the run
His love put a tear in my eye
But somehow I know if he'd lived to grow
He would've been a pretty nice guy
Oh my, oh my

Cause its oh, so peaceful here
No one bendin' over my shoulder
Nobody breathing in my ear
Oh, so peaceful here

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朝日が入ってきて 
もう誰もワインのおかわりはしないだろう
風力計のカップいっぱいの新鮮な空気で 
太陽を起こしてあげるよ
とても低くぶら下がった影の中にいる
僕のことは見つけられないだろうな
僕は運命が運び込んでくるのを待つことにするよ
明日起こるどんなことだって

だって ここはとてもピースフルなんだ
僕の肩にのしかかってくるヤツはいないし 
耳元で囁く者もいない
ああ、ここはすごくおだやかだ

夕暮れの暗がりが僕を呼ぶと 
心は結露したようになる
そしてかつての友達のことを思う 
僕のプランが韻を踏むような調子で笑われた昨日
僕が逃げていたころに   僕には息子が一人いたんだ
彼の愛は僕の瞳に涙をひとしずく運び込んだ
そしていつか彼は立って言うんだ 「僕は立派な男だ」って

だって ここはとてもピースフルなんだ
僕の肩にのしかかってくるヤツはいないし 
耳元で囁く者もいない
ああ、ここはすごくおだやかだ     (拙訳)

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  ケニー・ランキンはニューヨーク出身のシンガー・ソングライター。1957年、彼がまだ17歳のときにポップス・シンガーとしてデビューを果たします。ちなみに1960年に出したシングルはこのブログでもおなじみのバリー・マンの作品でした。

www.youtube.com

   60年代もヒットこそ出ませんでしたがシングルをコンスタントにリリース。奥さんのイヴォンヌと”ケニー&イヴォンヌ”名義でも曲を出しています。


60's Pop / Northern Soul ! Kenny & Yvonne - Come On And Be My Love 

 またこの時期に彼は、ボブ・ディランの名作「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」にリズム・ギターで参加しています(曲は「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」と「マギーズ・ファーム」)。この当時からギターのテクニックに定評があったのでしょう。 

 そして、1967年にレーベルを移籍すると、そのころ流行していた”フォーク・ロック”のスタイルを取り入れるようになります。

 この「ピースフル」は移籍後のファースト・シングルとして発表されました。その最初のヴァージョンはこんな感じでした。 


Kenny Rankin - Peaceful

 その後彼は1972年にまたレーベルを移籍。その第一弾アルバム「ライク・ア・シード」で「ピースフル」を新録していて、それが最初に紹介したものです。

 よりアコースティックなアレンジになり、その後の彼のスタイルの原型とも言えるものになっています。

 ジョージィ・フェイムのカバーもファンには有名です(1969年全英16位)。


Georgie Fame - Peaceful

 一番ヒットさせたのが、ヘレン・レディ。彼女のカバーは1973年に全米最高12位のヒットになっています。


Helen Reddy - Peaceful

 でもやっぱり、一番落ち着くのは本人のヴァージョンですね。まだ若いころの彼が演奏する動画がありますので、どうぞ 


Kenny Rankin PEACEFUL

ライク・ア・シード(紙ジャケット仕様)

ライク・ア・シード(紙ジャケット仕様)

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