おはようございます。
今日はジョージィ・フェイム。彼は1960年代のロンドンのクラブ・シーンの大スター。ハンサムなルックスの持ち主で、グルーヴィなオルガンを弾きながら歌うスタイルで知られています。年代で言えばビートルズ世代でジョージ・ハリソンと同い年、ビートルズ旋風真っ只中のイギリスで3曲もNO.1ヒットを出しています。日本では、1990年代の”渋谷系”のムーヴメントの中で、昔こんな粋でカッコいい人がいた!という感じで再評価されて、僕もそのタイミングで彼のことを知りました。
さて、この「ハピネス」、タイトルや曲調通り、シンプルで真っ直ぐです。
”毎日毎日が新しい一日 またやり直すチャンスなんだ、つかみ取ろう。
心の中で感じていることを信じるんだ。
君が本当に幸せになる道を見つけるまで、他の人たちに君の気持ちを変えさせちゃいけない。
君の幸せに耳を傾けよう、それは単なる言葉を超えて、君のまわりで流れていて育っている
だから、君が出会う全ての命あるものに告げるんだ。幸せを手にした時に、初めて人生は満たされるのだと"
こういう歌を、”真に受ける”には、今の世の中はあまりに混沌として歪曲してしまっているのかもしれません。でも、そういう世の中だからこそ、自分にとってどういうことが本当に幸せなのかを自覚してないと、なんか自分の足元が危うくなりそうな、そんな感じが強くします。
そして、幸せというのは、必死になって考えだすものじゃなく、悩んだ後に、こういう心地よく軽快な曲に乗ってリラックスした気分のときに、ふと気づくものなのかもな、と思ったりもします。
Georgie Fame - Happiness (1971)