おはようございます。
今日はジョージィ・フェイムの「ハピネス」です。
Every day is new
So know it and show it
It's your second chance to make it
So take it
And go! through smoke and burning fire
To find what you desire
Believe in what you feel inside you
And don't! let people change your mind
Until you really find
The way to happiness
Life around is rearranging and changing
Put some love in place of sorrow tomorrow
And let! your happiness be heard
It's more than just a word
It flow and grows around you so..
Go and tell! each living thing you meet
That life will be complete
When you've got happiness
Happiness
Yeah yeah yeah
Happiness
Every day is new
So know it and show it
It's your second chance to make it
So take it
And go! through smoke and burning fire
To find what you desire
Believe in what you feel inside you
And don't! let people change your mind
Until you really find
The way to happiness
Happiness(happiness)
Yeah yeah yeah,,,,
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”毎日が新しい だからそれに気づいて 証明するんだ
またやり直すチャンスさ つかみ取れ
行くんだ、煙と燃え盛る炎の中を
君が望むものを見つけるために
心の中で感じたことを信じるんだ
そして、他人に自分の考えを変えさちゃダメだ
君が本当に見つけるまで
幸せへの道を
まわりの暮らしもリアレンジして変わってゆく
明日は、悲しみがいた場所に愛を置こう
そしてさあ、君の幸せの声を聞くんだ
それは言葉以上のもの
君のまわりに流れて、育っていく だから
君が出会うすべての命あるものたちに伝えに行こう
人生は満ち足りるだろう
君が幸せを手に入れたときに
幸せ、そうさ、幸せさ、、、 (拙訳)
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彼は本名はクライヴ・パウエルといい、1960年代のロンドンのクラブ・シーンの大スター。ハンサムなルックスの持ち主で、R&BやJAZZのフレイヴァーのある楽曲をグルーヴィなオルガンを弾きながら歌うスタイルで知られています。年代で言えばビートルズ世代でジョージ・ハリソンと同い年です。ビートルズ旋風真っ只中のイギリスでも堂々3曲ものNO.1ヒットを出しています。
1964年の全英NO.1ヒット「イエ・イエ(Yea Yea)」
1966年の全英1位「Getaway」
1967年の全英NO.1「The Ballad of Bonnie and Clyde(ボニーとクライドのバラード) 」
日本では、1990年代の”渋谷系”のムーヴメントの中で、昔こんな粋でカッコいい人がいた!という感じで再評価されていて、僕もそのタイミングで彼のことを知りました。彼のデビュー作であるライヴ・アルバム『リズム・アンド・ブルース・アット・ザ・フラミンゴ (Rhythm and Blues at the Flamingo)』 (1964)は中古盤屋で大変な高値がついていたのをおぼえています。
さて、この「ハピネス」が収録されていたのは彼の10枚目のスタジオ・アルバム「Going Home」(1971)。リアルタイムでは、本国イギリスでさえチャートインしていませんでしたが、渋谷系のムーヴメントの中では人気作で後にCD化もされています。
「Going Home」には1969年にシングルで発売されていた「Peaceful」(ケニー・ランキンのカバー)も収録されています。
さてこの「ハピネス」、歌詞の内容もまっすぐなポジティヴなものです。ちょっと年を重ねてしまった僕には少し眩しい感じもしますが、彼のノリのいい演奏と歌声で聴くと、今でも少し気分が晴れやかになる気がします。安直な言い方で恐縮ですが”永遠の若さ”みたいなものが宿っている曲のように思えます。
曲を書いたのはテディ・ランダッツォと、彼とタッグを組んでたくさんの曲を残したヴィクトリア・パイク。テディ・ランダッツォはシンガーとしてもロックンロールの黄金期に活動していましたが、60年代にはソングライター、プロデューサーとしてこのような素晴らしい名曲を生み出しています。
「Goin' Out Of My Head」リトル・アンソニー&ジ・インペリアルズ(1965年全米6位)
同じくリトル・アンソニー&ジ・インペリアルズに「Hurt So Bad」(1965年全米10位)を書いていますが、今回はリンダ・ロンシュタットのカバー・ヴァージョン(1980年全米8位)で。
ロイヤレッツに書いた「It's Gonna Take A Miracle」(1965年全米41位)。ローラ・ニーロが取り上げたことでも知られています。今回はデニース・ウィリアムスのヴァージョン(1982年全米10位)を。
こう続けて聴くと、1965年のテディ・ランダッツォのソングライティング、神がかってますね。
そんな彼の作品の中でこの「ハピネスレコード」は地味な知る人ぞ知る曲かで、カバーもほとんどなさそうですが、ジョージーの翌年にロニー・バーンズという俳優がカバーしたものを発見しました。いかにも”イケメン俳優”らしい仕上がりです。
また、ジョージー・フェイムはこの後商業的な成功とは無縁になりますが、ヴァン・モリソンと共演したり、渋みをどんどん増していきます。
そんな中で1970年前後のジョージー・フェイムはポップス・マニアには興味深い録音がけっこうあったりします。
最後はシングルのみでりりーすされていたようですが、ポール・ウィリアムス&ロジャー・ニコルズの名曲「サムデイ・マン」のカバーをどうぞ。