おはようございます。今日はコーギスの「永遠の想い」です。
The Korgis - Everybody's Got To Learn Sometime HD
Change your heart
Look around you
Change your heart
It will astound you
And I need your lovin' like the sunshine
And everybody's gotta learn sometime
Everybody's gotta learn sometime
Everybody's gotta learn sometime
Change your heart
Look around you
Change your heart
It will astound you
And I need your lovin' like the sunshine
And everybody's gotta learn sometime
Everybody's gotta learn sometime
Everybody's gotta learn sometime
And I need your lovin' like the sunshine
And everybody's gotta learn sometime
Everybody's gotta learn sometime
Everybody's gotta learn sometime
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心を変えるんだ まわりを見渡して
君の心を変えるんだ そうしたら君は衝撃を受けるだろう
僕は太陽のような君の愛が必要なんだ
僕は陽射しを浴びるように君に愛されたいんだ
誰もがいつか学ばなくちゃいけない
誰もがそのうち学ばなくちゃいけない (拙訳)
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コーギスはアンディ・デイヴィスとジェイムス・ウォーレンを中心とするイギリスのグループ。二人はそれ以前は”スタックリッジ”というグループのメンバーでした。スタックリッジは”田舎のビートルズ”と評する人もいて、英国ポップマニアから人気がありました。特にジョージ・マーティンがプロデュースしたサード・アルバム「山高帽の男(The Man in the Bowler Hat)」は隠れた名盤のひとつとされています。
Stackridge - Fundamentally Yours
アンディもジェイムスも大変優れたソングライターでしたが、スタックリッジはアンディがメインで、ジェイムスはこのアルバムを最後に脱退してしまいます。
そして、スタックリッジ解散後に二人はコーギスを結成することになります。
コーギスの最初のヒットもアンディの曲でした。「とどかぬ想い(If I Had You)」。
そして、彼らの最大のヒット曲である「永遠の想い」ですが、こちらはジェイムス・ウォーレンの作品です。ジェイムスはスタックリッジ時代から、叙情的な作風に長けていましたが、それがまさに集約されたようなものになっています。
この曲を書いた時のことを彼はこう語っています。
「それは日曜の朝のことで、当時住んでいた部屋にピアノがあった。毎日僕は曲のアイディアをなんとか出そうとしていたんだ。実際ピアノは弾けなかったんだけど、単音はわかったから、その頃好きになっていたコードがいくつかあったんだ、それはギターを弾いていたから知っていたんだけど。それでこの曲はC#m7ではじめてみたら、すぐに”Change Your Heart~"って歌が出てきて、いい感じだって思ったんだよ」
「その時僕は間違いなく面白くて、複雑で、ジャジーなコードを追っかけていたんだ。マイナー9thやサスペンデッド11thとか。コードの構成音は知っていたんだよ、僕はピアニストのようには押さえられなかったけど。
この曲はピアノだけで出来上がったもので、メロディはコードと一緒に浮かんだ。まさに最初に頭に浮かんだものを歌ったんだ。歌詞もその時にほとんど一緒に思いついたのだと思う」
「曲を書くのに10分か15分しかかからなかった。歌自らが書いたかのような、マジカルな瞬間だった。ひどく膨大な作業の積み重ねが曲を生み出すのだということを心に留めておくべきだと思うんだ。何年もの間毎日のルーティーンとして、僕は自分に曲を書くことを強いてきたからね」
このブログで発見した”名曲ができる法則”をまさに裏付けるような発言です。
名曲と呼ばれるものは作者があっという間に書き上げたものが結構多いですが、ただポンっとできたわけじゃなく、それまでに”作ろうとして作れない”という膨大な試行錯誤の積み重ねが必要とされる、ということです。
「あの頃僕は新しいタイプの哲学にはまっていて、瞑想やそういったもので心に働きかけるようなものなんだけど、この歌の歌詞は全部そこからきたんだ。だからこれは全然ロマンティックな歌なんかじゃない。僕にとっては、自己変革やそれまでと異なった人間になるということを歌っているんだ。心の混乱の根源を見つけ出し、それに対処することでより良い人間になるというね、。だから、これは文字通り哲学的な歌詞なんだ」 (「SONGWRITING」)
ただ、哲学的であるということは具体的な事象を指すものじゃないということでもあるので、結果、聴く人それぞれが解釈できるようになっているというのが、この歌詞の魅力でもあると僕は思います。
特に冒頭の ”Change Your Heart”とサビの”Everybody's Got to Learn Sometime”という2つのフレーズだけでも、何かを働きかけてくるように思えます。
さて、僕がこの曲を思い出す大きなきっかけになったのはジム・キャリーの映画「エターナル・サンシャイン」(2004年)。エンディングに流れるベックのこの曲のカバーが印象的で、この曲のカバーのほとんどがあまり好きじゃないらしいジェイムスもベックのヴァージョンは好きとのことです。
最後にこの曲の発売40周年を記念して制作されたジェイムス・ウォーレンによる最新ヴァージョンを。ギターのコードをピアノに置き換えてこの曲を作った彼が、ギターを弾きながら歌うというのもなかなか感慨深いものがあります。
James Warren Everybody's Got To Learn Sometime 2020



