まいにちポップス(My Niche Pops)

令和初日から毎日、1000日連続で1000曲(せんきょく)を選曲(せんきょく)しました。。。(現在は不定期で更新中)古今東西のポップ・ソングを、エピソード、和訳、マニアックなネタ、勝手な推理、などを交えて紹介しています。親しみやすいポップスは今の時代では”ニッチ(NIche)”な存在になってしまったのかもしれませんが、このブログがみなさんの音楽鑑賞生活に少しでもお役に立てればうれしいです。追加情報や曲にまつわる思い出などありましたらどんどんコメントしてください!text by 堀克巳(VOZ Record

「あなただけを(Somebody To Love)」ジェファーソン・エアプレイン(Jefferson Airplane)(1967)

 おはようございます。今日はジェファーソン・エアプレインの「あなただけを」です。

www.youtube.com

When the truth is found to be lies
And all the joy within you dies

Don't you want somebody to love?
Don't you need somebody to love?
Wouldn't you love somebody to love?
You better find somebody to love
Love, love

When the garden flowers
Baby, are dead, yes and
Your mind, your mind is so full of red

Don't you want somebody to love?
Don't you need somebody to love?
Wouldn't you love somebody to love?
You better find somebody to love

Your eyes, I say your eyes may look like his
Yeah, but in your head, baby
I'm afraid you don't know where it is

Don't you want somebody to love?
Don't you need somebody to love?
Wouldn't you love somebody to love?
You better find somebody to love

Tears are running
They're all running down your breast
And your friends, baby
They treat you like a guest

Don't you want somebody to love?
Don't you need somebody to love?
Wouldn't you love somebody to love?
You better find somebody to love

**********************************

真実が嘘だとわかって
あなたの中の喜びが死んでしまったとき

誰か愛する人が欲しくない?
誰か愛する人が欲しくない?
誰か愛する人が欲しくない?
愛する人を見つけた方がいいわ
愛なの、愛なの

庭の花が
ベイビー、死んでしまって
あなたの心が 赤でいっぱいになってしまったら

誰か愛する人が欲しくない?
誰か愛する人が欲しくない?
誰か愛する人が欲しくない?
愛する人を見つけた方がいいわ

あなたの瞳、あなたの瞳は彼に似ているのかも
でも頭の中は、ベイビー
それがどこにあるのかあなたは知らないの

誰か愛する人が欲しくない?
誰か愛する人が欲しくない?
誰か愛する人が欲しくない?
愛する人を見つけた方がいいわ

涙が流れる
あなたの胸を伝って流れる
そしてあなたの友達はね、ベイビー
あなたを客のように扱うの

誰か愛する人が欲しくない?
誰か愛する人が欲しくない?
誰か愛する人が欲しくない?
愛する人を見つけた方がいいわ  (拙訳)

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「あなただけを(Somebody To Love)」ヤマハぷりんと楽譜

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 昨日登場したフリートウッド・マックは時代によって全く別のバンドのように感じますが、それ以上のギャップがあるのが彼らでしょう。

 また、女性ボーカリストの加入がきっかけでブレイクしたところも似ているかもしれません。

  ジェファーソン・エアプレインはマーティ・バリンポール・カントナを中心にサンフランシスコで結成されたバンドです。1966年にメジャーデビューしています。

 LSDなどのドラッグで覚醒した感覚を、ロックで表現するサイケデリック・ロック”を代表するバンドとされています。

 このバンドのライヴに感銘を受けてバンドを始めた女性がグレイス・スリック。旦那のジェリー・スリック、義弟のダービー・スリックなどとともに”ザ・グレイト・ソサエティ”というバンドを組みます。

 そして、そのバンドのレパートリーだったのがこの「あなただけを」でした。当時はシングルのB面としてリリース。

義弟のギタリスト、ダービー・スリックが作った曲です。


The Great Society — Someone to Love

 ジェファーソンのヴァージョンだけ聴くと、ヒットしたのは曲の力だと思ってしまいますが、オリジナルと比較してみると、アレンジが本当に大事だと思い知らされます。

 さて、プロフィールを続けます。

 当初ジェファーソン・エアプレインにはシグニー・トリー・アンダーソンというかなり迫力のある女性シンガーがいたのですが彼女が辞めることになり、メンバーがグレイスをバンドに誘います。

 そして、グレイスはジェファーソンのメンバーになり、「あなただけを」と自作の「ホワイト・ラビット」という曲を持っていきます。そして、新たにレコーディングし発売したところ2曲ともバンドの顔となるような大ヒットになります。

 元々、彼女自身が敬愛していたバンドですので、売れたからって自分が主役になろうとは思わなかったのでしょうし、創設メンバーのプライドもあったのでしょう。その後も、彼女は完全にバンドのフロントマンになったわけではありませんでした。

 しかし、この2曲のヒットは彼女は60年代後半という激動の時代を象徴するような”時代のアイコン”にまでなりました(ちなみに当時彼女は既婚で20代後半でした)。

 この当時僕はまだ幼児だったので、リアルタイムで彼女がどういう風に受け止められていたかはよくわかりません。

 僕が彼女の名前を強く認識したきっかけは、ユーミンの「グレイス・スリックの肖像」(1981)という曲でした。

 「彼女の長い髪と 激しい歌が好きでした」

 1960年代後半という時代を象徴し、強く憧れた存在として、ユーミンが名前を挙げるほどの人だったんだなあ、とこの曲を聴いて僕は思いました。

Somebody To Love (Pop #5/Chart Debut: 4/1/67)

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グレイス・スリックの肖像

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