まいにちポップス(My Niche Pops)

令和初日から毎日、1000日連続で1000曲(せんきょく)を選曲(せんきょく)しました。。。古今東西のポップ・ソングのエピソード、洋楽和訳、マニアックなネタ、勝手な推理、などで紹介しています。キャッチーでメロディアスなポップスは今の時代では”ニッチ”なものになってしまったのかなあとも思いますが、このブログを読んでくださる方の音楽鑑賞生活に少しでもお役に立てればと願っています。みなさんからの追加情報や曲にまつわる思い出などコメントも絶賛募集中です!text by 堀克巳(VOZ Records)

「Hello、My Friend」(松任谷由実)アメリカ(2003)

 おはようございます。

 今日も昨日に続いてユーミンのカバー曲です。「Hello、My Friend」、歌っているのはアメリカです。


Hello, My Friend

 

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Hello my friend
There was once a summer when we met
With the butterflies
Fluttering inside
We both fell in love
Lighting up the sky

Destiny
Knew we wouldn't pass the test of time
And what remains
Memories to save
Wishes of a way
You'd be here today
Now I...

Think about the rain
And the sunny days
Waiting on the wind
To carry me home
In a simple way
If we should meet again
Could I still be calling you my friend?

Hello my friend
Written on a postcard sent to you
About the news
The parting of the sea
The passing of the tide
Sailing through a dream.

Of yesterday
I recall but I could not erase
The times with you
Beautiful the morn
Held above the storm
Smiling face to face.
Now I...

Think about the rain
And the sunny days
Waiting on the wind
To carry me home
In a simple way
If we should meet again
Could I still be calling you my friend?

Traveling at the speed of light
Into the sun
Secretly
Will you guide me as if we are one

Think about the rain
And the sunny days
Waiting on the wind
To carry me home
In a simple way
If we should meet again
Could I still be calling you my friend?

Think about the rain
And the sunny days
Waiting on the wind
To carry me home
In a simple way
If we should meet again
Could I still be calling you my friend?

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ハロー、マイ・フレンド

二人が出会ったあの夏

蝶が羽ばたきするみたいな気持ちで

二人とも恋に落ちた 空は光に満ちて

 

運命は 

僕たちが時の試練を乗り越えられないことを知っていた

残ったのは 消せない思い出

今日君がここにいたかもしれない、という願い

いま僕は、、

 

あの雨を想い 晴れた日のことを想う

僕を家に連れ戻してくれる風を待ちながら

率直に言って また僕たちが会えたなら

今も君を友だちと呼んでもいいのかな?

 

ハロー、マイ・フレンド

君に送った絵葉書に書いたよ あのニュースのこと

海は分かれ 潮は止み 夢を渡ってゆく

 

あの日のことを

胸によみがえり、消し去ることができない

君と過ごした時間を

嵐を消してゆく 素晴らしい朝

顔を見合わせて微笑んだね

いま僕は、、、

 

あの雨を想い 晴れた日のことを想う

僕を家に連れ戻してくれる風を待ちながら

率直に言って また僕たちが会えたなら

今も君を友だちと呼んでもいいのかな?

 

光の速さで  太陽の中に消えてゆく

ひそかに 僕たちが一つであるように 

君が僕を導いてくれないか

 

あの雨を想い 晴れた日のことを想う

僕を家に連れ戻してくれる風を待ちながら

率直に言って また僕たちが会えたなら

今も君を友だちと呼んでもいいのかな?

 

あの雨を想い 晴れた日のことを想う

僕を家に連れ戻してくれる風を待ちながら

率直に言って また僕たちが会えたなら

今も君を友だちと呼んでもいいのかな?   ”(拙訳)

 

 

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 みなさんもちろんご存知だと想いますが、ユーミンのオリジナルはこちら。

1994年7月発売のシングル、TVドラマ「君がいた夏」の主題歌でした。


松任谷由実 - Hello,my friend

 

 ビートルズとか、ブリティッシュ・ポップの雰囲気がアレンジにもすごく出ているのですが、ユーミンが歌うと不思議なもので”ユーミン・ワールド”になってしまうので、この曲を聴いた時から、例えば日本で言ったらL⇔Rとか男性のポップ・バンドがカバーするといんじゃないかな、と思っていました。

 なので、このアメリカのカバーには思わず、うんうん、とうなずいてしまいました。

 

 ユーミンはもともとアメリカン・ロックよりイギリスのロックに強く影響されていた人なので、こういう曲を作るのも納得できます(荒井由実時代のレコーディングで、アメリカっぽいサウンドのティン・パン・アレイと好みのギャップを感じたようなことを語っていました)。

 

 さて、”アメリカ”はロンドン在住のアメリカ人で結成されたことからバンド名が発案されたグループです。ですから、名前こそ”アメリカ”ですが、ブリティッシュ・ロック、ポップの影響も強く受けている人たちなんです。

 

 特にビートルズビーチボーイズ  の影響が大きかったようで、ビートルズのプロデューサーのジョージ・マーティンがプロデュースしたアルバムもあります。

 

 もともとジェリー・ベックリー、デューイ・バネル、ダン・ピークの三人組でしたが、1977年にダンが脱退し、残った二人で活動を続けていました。

 

 21世紀に入ってもオリジナル・アルバムやライヴ・アルバムも発売し、コンスタントに活動していましたが、昨年はコロナ禍でライヴがキャンセルになったようです。しかし、今年はまた春以降ライヴを計画しているようです。

 

 最後にアメリカの代表曲のひとつ「金色の髪の少女(Sister Golden Hair)」(1975年全米1位)を。ジョージ・マーティンのプロデュースです。

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

 

アメリカの代表曲のひとつ「ヴェンチュラ・ハイウェイ」

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