おはようございます。
今日はロバート・パーマー。そして今日も1978年の名曲「愛しき人々(Every Kinda People)」を。
Said the fight to make ends meet
Keeps a man upon his feet
Holding down his job
Trying to show he can't be bought
Ooh, it takes every kinda people
To make what life's about, yeah
Every kinda people
To make the world go 'round
Someone's looking for a lead
In his duty to a king or to a creed
Protecting what he feels is right
Fights against wrong with his life
There is no profit in deceit
Honest men know that
Revenge does not taste sweet
Whether yellow, black or white
Each and every man's the same inside
Ooh, it takes every kinda people
To make what life's about, yeah
It takes every kinda people
To make the world go 'round
You know that love's the only goal
That could bring a peace to any soul
Hey, and every man's the same
He wants the sunshine in his name
Ooh, it takes every kinda people
To make what life's about, yeah
It takes every kinda people
To make the world go 'round
Mmm, every kinda people
To make what life's about
It takes every kinda people
To make the world go 'round
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生活をやりくりするための戦いが
男を踏みとどませるのだという
なんとか仕事を続けながら
自分が買われないことを示そうとして
ああ、あらゆる種類の人間が必要なんだ
人生に意味を持たせるためには
あらゆる種類の人々が
世界を動かすのさ
誰かが手がかりを探している
王や信条への義務においての
自分が正しいと思うことを守り
命をかけて悪と戦う
ごまかしても利益はない
正直者は知っているのさ
復讐の味は甘くはないと
黄色でも黒でも白でも
人それぞれの内面はみな同じだ
あらゆる種類の人間が必要なんだ
人生に意味を持たせるためには
あらゆる種類の人々が
世界を動かすのさ
君は愛が唯一のゴールだと知っている
どんな魂にも平和をもたらすものだと
なあ、どんな人も同じなのさ
自分の名前を太陽のように輝かせたいのさ
あらゆる種類の人間が必要なんだ
人生というものを作るには
あらゆる種類の人々が
世界を動かすのさ
(拙訳)
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ロバート・パーマーは黒人音楽に深い造詣と愛情を持ちながら、ニューウェイヴなど当時の先端のサウンドにも果敢に取り組んでいった才能豊かなアーティストでした。
彼の最初のヒット曲である「愛しき人々」は、彼が敬愛するマーヴィン・ゲイ風のグルーヴの曲ですが、作ったのが元フリーのベーシスト、ソングライターのアンディ・フレイザーというから驚きです。
この代表曲「All Right Now」もアンディの作品(ボーカルのポール・ロジャースとの共作)。「愛しき人々」と「All Right Now」では曲調があまりにも違い過ぎますね。アンディは生粋のロッカーですから「愛しき日々」が異色なんです。
ロバート・パーマーはよくフリーのライヴに来ていたそうで、アンディはてっきり彼がシンガーになりたくてポール・ロジャースを見に来ているんだろうと思ったそうですが、後年ロバートはその当時ベーシストになりた買ったのでアンディのプレイを見に来ていたのだと告白したそうです。
ロバートがフリーと同じレコード会社”アイランドレーベル"と契約したことから、二人は仲良くなり、あるときアンディがロバートの家に遊びに行ったときに、ロバートからこれを聴かなくちゃいけないといって聴かされたのが、マーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイン・オン」だったそうです。
そしてアンディはマーヴィン・ゲイが好きになり、そのイメージを形にするように、今までやったことのないアプローチで作ったのが「愛しき人々」だったのです。
そして曲をロバートに聴かせると「(この曲のレコーディングを)やらなきゃいけない」と彼は答えたそうです。
”あらゆる種類の人々によって 人生の意味は作られている
あらゆる種類の人々によって 世界は回っている”
人はそれぞれ違っていていいんだ、人種やさまざまな違いを尊重し合って争いをやめよう、というような歌で、
歌詞も”ホワッツ・ゴーイン・オン”を反映したものになっているんですね。
この曲は全英チャートでは53位でしたが、全米では16位と彼の初めてのヒットになっています。
こちらは1992年のベストアルバムに収録されたニュー・ミックス・ヴァージョン。
イギリスでは43位とオリジナル・ヴァージョンより良い成績を収めています。
Robert Palmer - Every Kinda People (Official Video)
オリジナル収録のアルバム。
リミックス版収録のアルバム。
彼が”パワー・ステーション”を組んでカバーした「ゲット・イット・オン」
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