まいにちポップス(My Niche Pops)

令和元年初日から毎日更新中〜1日1ポップス。エピソード、歌詞の和訳、謎解き、マニアックな捜査、勝手な推理、などで紹介していきます。text by 堀克巳(VOZ Records)

「二人の架け橋(Make It With You)」ブレッド(1970)

 おはようございます。

 昨日に続いて今日もブレッドを。

 


Make It with You

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Hey, have you ever tried
Really reaching out for the other side?
I may be climbing on rainbows
But baby, here goes


Dreams they're for those who sleep
Life is for us to keep
And if you're wondering what this all is leading to


I wanna make it with you
I really think that we could make it, girl


No, you don't know me well
And every little thing only time will tell
If you believe the things that I do
And we'll see it through


Life can be short or long
Love can be right or wrong
And if I chose the one I'd like to help me through


I'd like to make it with you
I really think that we could make it, girl

Baby, you know that
Dreams they're for those who sleep
Life, it's for us to keep
And if I chose the one I'd like to help me through

I'd like to make it with you
I really think that we could make it, girl

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  ”ねえ 君はやってみたことはある?

    自分とは反対のほうに本気で手を伸ばしてみることを

       僕は虹の橋を登っているかもしれない

    だけど、やってみようよ

 

       夢は眠っている人のためにあり

    人生は僕らが営むためにある

    そして、もし君がこの歌が何を伝えていのか疑問に思っているなら

  それは、僕が君と一緒に生きていきたいってことなんだ

 

  一緒ならできるって本当に思っているんだよ

 

  たとえ、君が僕のことをよく知らなくても

  あらゆるささやかなことまで、時だけが教えてくれるんだ

  もし君が僕を信じるなら

  僕たちはやりとげられるさ

 

  人生は短くも長くもなるし

  愛は正しくも 間違いにもなり得る

  もし僕が一緒に困難を乗り越える人を選べるなら

  僕は君とやっていきたいんだ

 

        一緒ならできるって本当に思っているんだよ

 

        夢は眠っている人のためにあり

     人生は営みを続ける僕らのためにある

        もし僕が一緒に困難を乗り越える人を選べるなら

  僕は君とやっていきたいんだ

 

        一緒ならできるって本当に思っているんだよ ” (拙訳)

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 この曲はブレッドにとって初めての大ヒットで、唯一の全米NO.1です。曲を書いたのは「イフ」などのブレッドのシングル・ヒットを全て書いている、デヴィッド・ゲイツ

 

 ブレッドはデヴィッドが、ジミー・グリフィンとロブ・ロイヤー と出会ったことで結成され、アルバムの曲の半分はデヴィッド、半分がジミー& ロブと言う風にバランスを取ることで成り立っていました。

 ジミー&ロブの曲を聴くと、きっとクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング あたりをイメージしてブレッドを結成したんだろうと想像できるのですが、 稀代のメロディーメイカー、デヴィッドの曲が売れることによって、バンドは”ソフト・ロック”のイメージが強くなっていきます。

 その大きなきっかけになったのがこの「二人の架け橋」です。この曲がヒットするやいなや、アンディ・ウィリアムスアレサ・フランクリンダスティ・スプリングフィールドなどたくさんのアーティスト がカバーする、スタンダード曲の座を一気に掴んだのです。

 結局、まずロブが脱退し、そしてデヴィッドとジミーの方向性の違いがより顕著になることで、ブレッドはわずか5年で解散してしまいます。

 

 その後、デヴィッド・ゲイツはソロ作品をリリースします。その中で映画の主題歌「グッバイ・ガール」がヒットしています。


Goodbye Girl

  彼ほどの才能を持つソングライターなら、その後も活躍できたと思いますが、

1980年頃から彼は、牛の飼育、牧場経営に没頭し、音楽活動はメインではなくなってしまいました。

 ですが、考えてみると、彼のアコースティックで優しく温かい作風は1970年代前半の時代の空気によくフィットしたものだったのかもしれません。

 1980年代以降は、ある種、自己顕示欲の強い曲じゃなければなかなかヒットできないようになりましたから。

 

 「二人の架け橋」の数あるカバーの中でも僕はこれを好んで聴いています。このブログによく登場する、クロディヌ・ロンジェです。アレンジはニック・デカロフィル・スペクター風のドラムにグッときますし、アレンジと声のマッチングが絶妙です。しかし、エンディングに入ってくる彼女の”ただならぬ声”は必要なかったでしょう。Make It With You をスラング的に解釈したのかもしれませんが、、、。


Claudine Longet - Make It With You

 それから、ディスコに見事に生まれ変割ったヴァージョン。歌っているのはウィスパーズ。映像は「ソウル・トレイン」でしょう。この曲は1977年に”ソウル・トレイン・レーベル”から発売されました。

www.youtube.com

 最新のものでは、なんとフィリピンで「Make It With You」というタイトルのドラマを今年1月から3月までやっていたようで、この曲が主題歌になっていました。カバーしているのはBen&Benというアーティストです。


Make It With You - Ben&Ben (Music Video)

 

 

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