おはようございます。
今日はザ・エクスプローラーズ・クラブ。直訳したら冒険クラブ、探検部ですね。検索すると、何やらそんなサイトも見つかります。
しかし、彼らが探検するのは、ビーチボーイズを中心とする60年代のサンシャイン・ポップ。
渋谷系もそうでしたが、ビーチ・ボーイズやソフト・ロックを再評価し取り入れるアーティストはたくさんいますが、まんま、やるのではなくその時代っぽく解釈するのが普通です。
しかし、彼らは”再現性”にすべてを賭けているように思えます。しかも、その”再現性”は過去最高のレベルなんです。ここまで本気だと、懐古趣味だとかなんとか揶揄する気持ちは消え去って、好きな音楽への果てなき愛情と執着に感動さえ覚えてしまいます。
ちなみにこれが彼らのデビュー曲です。
The Explorers Club - "Do You Love Me?" (Official Video)
2016年のアルバムではますます精度があがっています。
The Explorers Club - California's Callin' Ya - Official Video
エクスプローラーズ・クラブはジェイソン・ブリュワーという人を中心に、その都度メンバーを集めるプロジェクトのようで、彼のマニアックな音楽愛が熱源になっています。ちなみに、彼の父親はルイジアナ大学の学長だったらしいので、道楽息子なんでしょう、でも”学究肌”は遺伝したのかもしれませんね。
今日、ピックアップしたのは「RUN RUN RUN」。
師走、ということもあって選びました。でも、師走という言葉もどんどん使わなくなってきましたけど、、。
この曲は2012年の「グランド・ホテル」というアルバムに入っています。ジャケットはビーチボーイズ風じゃなくA&Mレーベルっぽいデザインで、曲調は60年代にジミー・ウェッブが手掛けたフィフス・ディメンションあたりのタッチを感じます。
古今の映画の走るシーンをコラージュしたPVも楽しいです(これはオフィシャルPVじゃないのかもしれませんが)。
The Explorers Club - Run Run Run (thanks to ClaraDarko2 and Brutzelpretzel)