おはようございます。
今日はアーチーズ(The Archies)の「シュガー・シュガー」です。
Sugar, ah honey honey
You are my candy girl
And you got me wanting you
Honey, ah sugar sugar
You are my candy girl
And you've got me wanting you
I just can't believe the loveliness of loving you
(I just can't believe it's true)
I just can't believe the wonder of this feeling, too
(I just can't believe it's true)
Ah sugar, ah honey honey
You are my candy girl
And you've got me wanting you
Ah honey, ah sugar sugar
You are my candy girl
And you've got me wanting you
When I kissed you, girl, I knew how sweet a kiss could be
(I know how sweet a kiss can be)
Like the summer sunshine pour your sweetness over me
(Pour your sweetness over me)
Sugar, pour a little sugar on it honey,
Pour a little sugar on it baby
I'm gonna make your life so sweet, yeah yeah yeah
Pour a little sugar on it oh yeah
Pour a little sugar on it honey,
Pour a little sugar on it baby
I'm gonna make your life so sweet, yeah yeah yeah
Pour a little sugar on it honey,
Ah sugar, ah honey honey
You are my candy girl
And you've got me wanting you.
Oh honey, honey, sugar sugar...
You are my candy girl...
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シュガー、ああ、ハニー、ハニー
君はキャンディ・ガール
君が欲しいよ
ハニー、ああ、シュガー、シュガー
君はキャンディ・ガール
僕は夢中さ
愛することは、なんて素敵だろ
(信じられない)
この感覚は 驚きなのさ
(本当だなんて)
ああ、シュガー、ああ、ハニー、ハニー
君はキャンディ・ガール
君が欲しいよ
ハニー、ああ、シュガー、シュガー
君はキャンディ・ガール
僕は夢中さ
キスしたなら とろけちゃうのさ
(甘いキスして)
陽射しのように 君を感じる
(愛を注いで)
シュガー、僕にシュガーを、ハニー
僕にシュガーを、ベイビー
甘くさせちゃう、イエェイェイェ
僕にシュガーを、オーイェー
僕にシュガーを、ハニー
僕にシュガーを、ベイビー
甘くさせちゃう、イエェイェイェ
僕にシュガーを、ハニー
ああ、シュガー、ああハニー、ハニー
君はキャンディ・ガール
君が欲しいよ
おお、ハニー、ハニー、シュガー‥シュガー
君はキャンディ・ガール
(拙訳:シンプルな歌詞だったので、悪ノリしてそのまま日本語で歌えるようなものにしてみました、、)
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今は、音楽の世界でもアニメが主役の座にいる気がします。アニメのキャラクターで作られたアイドル・グループが、日本のヒットチャートの上位に並ぶ、なんていうことも当たり前にすらなってきました。
昔では考えられないこと、ではありましたが、昔でも”まれ”にはあったようです。
このアーチーズ、アニメのヴァーチャル・バンドなんです。日本でも当時「アーチーでなくちゃ!(The Archie Show)」というタイトルで放送されていました。
そして、ロン・ダンテやトニ・ワインなどミュージシャンやプロの作家を集めてこの「シュガー・シュガー」は作られ、なんと1969年の全米の年間チャート1位になるほどの大ヒットになりました。
アーチーズのメイン・ボーカルの声を担当していたロン・ダンテはのちにバリー・マニロウのプロデューサーとして名を馳せますが、この当時はシンガーとして活躍していて同じ年カフ・リンクスの「トレイシー」という曲でも”影武者”でメイン・ボーカルをつとめ、全米9位のヒットになっています。
ロン・ダンテとデュエットしている女声ボーカルをつとめたトニ・ワインはマインドベンダーズの「恋はごきげん」や後期ロネッツの曲を書いている作家です。
プロデュースはジェフ・バリー、曲を書いたのはジェフとアンディ・キム。シンガーでもある(1974年に「ロック・ミー・ジェントリー」という曲で全米1位を獲得)アンディはこの曲のレコーディングにも参加しています。
ジェフ・バリーはエリー・グリニッチと組んでロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」やクリスタルズの「ダ・ドゥ・ロン・ロン」を書いた人です。明快なポップ・ソングを書くコツを心得ている人だったのでしょうね。
アーチーズが初めて登場したのは、コミック本『Life with Archie #60』(1967年4月)で1966年のテレビシリーズ「The Monkees」の成功に触発されたものだったそうです。
このバンドの仕掛け人はドン・カーシュナー。1960年代初頭、アル・ネビンズと共に音楽出版社の「アルドン・ミュージック」の代表としてとして、キャロル・キングやバリー・マンなどの大ヒット作家を抱え大成功した人です。彼は後に会社をスクリーン・ジェムズ(映画製作会社)に売却し、自身はそこの音楽部門の社長になり、モンキーズを仕掛け、これまた大成功します。
しかし、彼はモンキーズのプロジェクトから外されてしまいます。親会社(コロンビア映画)の許可なくシングルを出したとか、モンキーズのメンバーとうまくいかなくなった、といった理由だったようです。
アーチーズを始めた時に彼は
「口答えしないバンドが欲しかったんだよ」
(Washington Post January 18, 2011)
と言っていたそうです。モンキーズともめたのはもう間違いなさそうですね。。。
この次のシングル「Jingle Jungle」は全米10位になりましたが、それ以降は人気は下降していきました。
最後に”影武者”ロン・ダンテが顔出しして歌っている「シュガー・シュガー」の動画がありましたので、それをどうぞ。
おまけで、2019年にライヴ映像も。
ジェフ・バリーの作品
トニ・ワインの作品