おはようございます。今日はチャーリー・プースと宇多田ヒカルが共演した「Home (feat. Hikaru Utada)」を。
Through the rose colored lenses
And the white picket fences
No matter how good this is
It could never satisfy
When it’s you that I’m missing
Now I sit in the kitchen
Through the windowpane
I watch the day turn to night
It ain’t a mystery
That every time you leave
That’s when I feel the most alone oh
Oo, don’t you know
That you’re the one who makes this house a home
And so, when you go,
It feels so cold without the soul
You’re the one who makes this house a home
一人の時間も大切
誰にも妥協せず
私だけのお城を築いた
But it’s you I was missing
君に毎日ただいまと言わせてください
行ってらっしゃい
君がいないこの家は好きじゃない
Oo, don’t you know
That you’re the one who makes this house a home
And so, when you go
夏でも凍えちゃいそう
君の温もりがhome
You’re the one who makes this house a home
You’re the one who makes this house a home
It ain’t a mystery
That every time you leave
That’s when I feel the most alone oh
当たり前になりそうな時
思い出してほしい
Oo, don’t you know
That you’re the one who makes this house a home
And so, when you go
It feels so cold without a soul
You’re the one who makes this house a home
ある日楽園で目が覚めても
君がいなきゃ長居しないね
どんな豪邸手に入れたって
君がいなきゃハリボテ同然
You’re the one
You’re the one
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バラ色のレンズ越しに
白い柵に囲まれた家があって
それがどんなに素晴らしいものだとしても
決して満たされることはないんだ
僕が恋しいのは、君なんだから
いま僕は台所に座って
窓ガラス越しに
日が暮れていくのをただ眺めている
謎でもなんでもない
君が去ってしまうたびに
どうしようもない孤独を感じることは
ねえ、分かっているかな
このただの家を「家庭」にしてくれるのは君なんだ
だから、君がいなくなると
魂が抜けたみたいに、ひどく寒く感じるんだ
君こそが、この家を「家庭」にしてくれる唯一の人なんだ
(一人の時間も大切
誰にも妥協せず
私だけのお城を築いた
But it’s you I was missing
君に毎日ただいまと言わせてください
行ってらっしゃい
君がいないこの家は好きじゃない)
ねえ、分かっているかな
このただの家を「家庭」にしてくれるのは君なんだ
だから、君が行ってしまうと……
(夏でも凍えちゃいそう
君の温もりがhome)
君こそが、この家を「家庭」にしてくれる
君こそが、この家を「家庭」にしてくれる
謎でもなんでもない
君が去ってしまうたびに
どうしようもない孤独を感じることは
(当たり前になりそうな時
思い出してほしい)
ねえ、分かっているかな
このただの家を「家庭」にしてくれるのは君なんだ
だから、君がいなくなると
魂を失ったみたいに、ひどく寒々と感じるんだ
君こそが、この家を「家庭」にしてくれる唯一の人なんだ
(ある日楽園で目が覚めても
君がいなきゃ長居しないね
どんな豪邸手に入れたって )
(君がいなきゃハリボテ同然)
君なんだ
君しかいないんだ (拙訳)
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バート・バカラックが作曲し、ハル・デイヴィッドが作詞した名曲の一つに「A House Is Not a Home」ってありました。
そう、HouseとHomeは違うんですよね。Houseは建物、Homeは住む人の居場所、家庭、我が家みたいな、心情的な家のことです。それは別に一軒家でなくてもいいんですよね。
この歌の導入部もどんなバラ色の理想的な家でも、君がいなければ満たされることはない、と歌っています。
高度成長期からずっと、多くの日本人にとって「一軒家(HOUSE)」を建てるということが特別な夢でした。「夢のマイ・ホーム」とか言って。考えてみれば、HOUSEとHOMEの区別がなかったんですね。
HOUSEをどんどん建てることが経済発展の象徴でもあったのですが、HOUSEさえ建てれば全て良しという、HOUSEとHOMEを分けて考える意識があまりになかったせいか、その結果として、住む人間が「自分の居場所」だと感じられないような家が増えていったことにつながったようにも思います。
この曲はそういうものすごくベーシックなことをあらためて問いかけてくる気がして、それぞれの幸福感が問われる今のような時代、HOUSEとHOMEの違いはあらためて考えてみる必要があるテーマだと僕は思います。
チャーリー・プースはプレス・リリース(メディア用の資料)にこう書いていたそうです。
「私の親友であり妻であり、そして間もなく第一子の母親となる大切な人のために書いた曲です。ブルックは私の人生をより良いものに変え、自分がどこに、なぜ、居るべきなのかという全く新しい視点を与えてくれました。彼女と一緒にいると、すべてが腑に落ちるんです。そして、私が最も尊敬するアーティストの一人である宇多田ヒカルさんが、この曲に参加してくださったことは最高の贈り物です。彼女が曲に深みと美しさを添えてくれたことに、心から感謝しています。彼女は本当に素晴らしいです! 私たちがこの曲に込めた想いを、皆さんも同じように感じて楽しんでいただけたら嬉しいです」
子供を授かった奥さんのために書いた曲だったんですね。
そして、そこに宇多田ヒカルが共演したわけですが、僕が最も驚いたのが、彼女が日本語の歌詞で歌っているということです。しかも、チャーリー・プースは全世界で350億回以上のストリーミング再生数を記録しているビッグ・アーティストです。そんな歌手の曲に大きく日本語がフィーチャーされることは今までなかったと思います。海外の人が自然に日本語の曲も聴くようになったということなのかもしれません。
昔から日本のビッグ・アーティストがアメリカの市場に進出するときに”壁に”なったのが英語でした。ピンク・レディも松田聖子もトライしました。バイリンガルであるという大きなアドバンテージを持っていた宇多田ヒカルもチャレンジしましたが、壁は高かったようです。そんな歴史を考えると、英語と日本語の掛け合いの作品を、アメリカの人気アーティストがやるというのはサプライズです。
しかし、それはただの日本語詞ではなく、宇多田ヒカルが長年格闘してきた、洋楽のリズムやメロディにいかに日本語の押韻も考えながら合わせていくという、試みの蓄積と技量がなければ成立しないもののようにも思えます。
最近、映画やドラマで日本語を話す日本人と外国語を話す人が、通訳を介せずそのまま自然に会話するという場面をいくつか目にしてちょっと戸惑ったのですが、母国語は違ってもそれぞれが相手の言語の聞き取りができればいいわけで、そういうコミュニケーションの仕方は増えていきそうにも思えます。この曲を聴きながら、実はこれが今の時代らしい表現方法なのかもしれないと僕は思いました。
この楽曲は、3月27日にリリースされるチャーリー・プースの通算4枚目のスタジオ・アルバム『Whatever's Clever!』に収録されるそうです。
アルバムからの先行してリリースされたシングル2曲を聴いてみると、80'sっぽい雰囲気がすごくあって、僕のようなオールド・ファンも楽しめそうな内容になっていそうです。ケニー・ロギンスとマイケル・マクドナルドも参加しているらしいですし。
最後はその先行シングルの一つ「Beat Yourself Up」という曲を。
