おはようございます。
今日はニュー・シーカーズの「愛するハーモニー」を。
And furnish it with love
Grow apple trees and honey bees
And snow white turtle doves
I'd like to teach the world to sing
In perfect harmony
I'd like to hold it in my arms
And keep it company
I'd like to see the world for once
All standing hand in hand
And hear them echo through the hills
For peace throughout the land
That's the song I hear
I'd like to teach the world to sing
In perfect harmony
I'd like to teach the world to sing
In perfect harmony
I'd like to build the world a home
And furnish it with love
Grow apple trees and honey bees
And snow white turtle doves
That's the song I hear
I'd like to teach the world to sing
In perfect harmony
I'd like to hold it in my arms
And keep it company
That's the song I hear
I'd like to see the world for once
All standing hand in hand
And hear them echo through the hills
For peace throughout the land
That's the song I hear
I'd like to teach the world to sing
In perfect harmony
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この世界にひとつの家を作ってあげたい
家具のように愛を備えつけて
リンゴの木や ミツバチや
雪のように白い、小さなキジバトを育てるの
この世界に歌うことを教えたい
息のあったハーモニーで
この世界を抱きしめたい
そしてずっと仲間でいたいの
この世界に歌うことを教えたい
息のあったハーモニーで
この世界に歌うことを教えたい
息のあったハーモニーで
この世界にひとつの家を作ってあげたい
家具のように愛を備えつけて
リンゴの木や ミツバチや
雪のように白い、小さなキジバトを育てるの
この世界に歌うことを教えたい
息のあったハーモニーで
この世界を抱きしめたい
そしてずっと仲間でいたいの
この世界に歌うことを教えたい
息のあったハーモニーで、、、 (拙訳)
この曲は当時コカコーラのCMで使われ世界中で大ヒットしました。日本でもオリコンで1位になっていたようです。史上最も成功したCMソングだと呼ばれているんですね。
こんなCMでした。
広告代理店のマッキャンエリクソンに勤めていたビル・バッカーが考えた "I'd like to buy the world a Coke" (世界にコークを買ってあげたい)というキャッチコピーを元に、コカコーラのジングルの作曲家ビリー・デイヴィス、イギリスのソングライター・チーム、ロジャー・グリーナウェイとロジャー・クックの協力を得て作られたそうです。
ベースとなったのはデイヴィス、グリーナウェイ、クックの三人で作った「True Love and Apple Pie」という曲でスーザン・シャーリーというシンガーが歌い1971年にシングルとして発売されていました。
この曲をコークのCM用に作り直したというわけですね。
TVのCMでの反響が大きかっため、フル・ヴァージョンにしレコード化することにしましたが、ニュー・シーカーズが忙しかったため(彼らが歌うことに難色を示した、という説もあります)、急遽スタジオ・シンガーたちを集め”ヒルサイド・シンガーズ”というグループ名で最初にレコーディングしました。
CMがイタリアの”丘の上(ヒルトップ)”で歌っているものでしたので、こちらは”丘の斜面(ヒルサイド)”にしたのかもしれませんね。
ヒルサイド・シンガーズのヴァージョンがリリースされると、追いかけるようにニュー・シーカーズがレコーディングして発売しました。結果ヒルサイド・シンガーズが全米最高13位、ニュー・シーカーズが全米7位、全英1位という結果になり、ニュー・シーカーズのヴァージョンが”本命盤”になった、というわけです。
ニュー・シーカーズは1967年に「ジョージー・ガール」を大ヒット(全米2位)させたシーカーズの解散後にメンバーだったキース・ポトガーが結成したグループです。
「ジョージー・ガール」
ニュー・シーカーズのメンバーだったリン・デイヴィスはこの曲についてこう語っています。
「私たちは、ばかげた感傷的な歌だと思っていたわ、だからこれをシングルにするなんて滑稽だった。私は気持ちが温かくなる曲だとは思ったけど、700万枚も売れるなんて!今でもこう考えるの。こんなに普通の歌がなんでそんなに売れたの?って」 (Dailymail 15 May 2009)
本人たちがどう考えようと、この曲は長く支持され続けています。
その大きな理由としては、このコカコーラのCMが広告史上に残る名作の地位についたことが大きいようです。
1990年にはリユニオンのCMが作られました。
21世紀に入ってからも、コカコーラのCMで何度も使われているようです。
CMソングでありながら、平和のメッセージソングとしても認知されているというかなりめずらしい曲です。
日本でも南沙織や麻丘めぐみなどカバーも多いです。その中から1973年のスクール・メイツを最後に。キャンディーズの三人と太田裕美も参加していたそうです。