おはようございます。
今日はイギリス出身のシンガー・ソングライター、レオ・セイヤー。
1980年に全米最高2位の大ヒットとなった「星影のバラード」です。
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Oh oh yea yea
I love you more than I can say
I'll love you twice as much tomorrow
Oh love you more than I can say
Oh oh yea yea
I miss you ev'ry single day
Why must my life be filled with sorrow
Oh love you more than I can say
Don't you know I need you so
Tell me please I gotta know
Do you mean to make me cry
Am I just another guy
Oh oh yea yea
I miss you more than i can say
Why must my life be filled with sorrow
Oh love you more than I can say
Oh don't you know I need you so
So tell me please I gotta know
Do you mean to make me cry
Am I just another guy
Oh oh yea yea
I love you more than I can say
I'll love you twice as much tomorrow
Oh love you more than I can say
I love you more than I can say
I love you more than I can say (more than I can say)
I love you twice as much tomorrow (more than I can say)
I love you twice as much tomorrow
(More than I can say) I love you more than I can say
(More than I can say) I love you more than words can say yeah
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Oh oh yea yea
言葉よりずっと愛してる
明日にはその2倍君を愛するだろう
言葉よりずっと愛している
Oh oh yea yea
日ごと 君が恋しい
どうして僕の人生は悲しみでいっぱいになるんだ
言葉よりずっと愛している
こんなに君がほしいってわからないの
どうか教えて 知りたいんだ
僕を泣かせたいのかい?
僕はただ大勢の中の一人なのか
Oh oh yea yea
言葉よりずっと君が恋しい
どうして僕の人生は悲しみでいっぱいになるんだ
言葉よるずっと愛している
こんなに君がほしいってわからないの
どうか教えて 知りたいんだ
僕を泣かせたいのかい?
僕はただ大勢の中の一人なのか
Oh oh yea yea
言葉よりずっと愛してる
明日にはその2倍君を愛するだろう
言葉よりずっと愛している
言葉よりずっと愛している
明日にはその2倍君を愛するだろう
言葉よりずっと愛している
言葉にできないほど愛している (拙訳)
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この曲のオリジナルはザ・クリケッツが歌っていました。彼らは伝説のロックンローラー、バディ・ホリーのバックバンドです。 1959年にバディ・ホリーは22歳の若さで飛行機の墜落事故で亡くなってしまうのですが、この曲はその翌年1960年にザ・クリケッツの曲として発売されました。ビートルズもアマチュア時代にライヴで演奏したことがあったそうです。
(Cricketは”こおろぎ”、Beatles(かぶとむし、のつづりを変えたもの)の命名のヒントになったと言われています)
The Crickets - More Than I Can Say
曲を書いたのはメンバーのソニー・カーティス。バディ・ホリーの活動を以前からサポートしていましたが、彼の死後バンドに加わりました。彼は大変に優れたソングライターでもありました。
アメリカのポップ・シンガー、ボビー・ヴィーが1961年にカバーしています。
More Than I Can Say (Remastered)
アメリカでは61位に終わりましたが、イギリスでは4位まで上がる大ヒットになっています。
さて、20年も前の曲をカバーしたのがレオ・セイヤーです。
彼は1970年代半ばから後半にかけて大変人気のあったシンガー・ソングライターで、世にでるきっかけは、デヴィッド・コートニーというソングライターと共作した「Giving It ALL Away」という曲で、1973年にザ・フーのヴォーカリスト、ロジャー・ダルトリーが歌い全英5位のヒットになりました。
そして同年、彼自身もデビュー。二枚目のシングル「ショー・マスト・ゴー・オン」が全英2位の大ヒットになりました。
Leo Sayer - The Show Must Go On
そして、彼の人気のピークは1976年から1977年にかけて「You Make Me Feel Like Dancing(恋の魔法使い)」と「When I Need You(はるかなる想い)」が続けて全米1位になったときでした。
Leo Sayer - You Make Me Feel Like Dancing [Official Video]
そして、この2曲に次ぐ大ヒットになったのがこの「星影のバラード」でした。彼はアルバム用にオールディーズのカバーを入れようと選曲している時に、ボビー・ヴィーのヴァージョンを聴いてセレクトしたようです。
ボビーのヴァージョンはイギリスでヒットしていたので、彼はもともと聴いたことがあったのかと思ったら、TVでボビー・ヴィーのグレイテスト・ヒッツのCMを見てレコード屋に買いに行き、その晩レコーディングに入ったと語っていたようです。
彼のヴァージョンは何よりアレンジが良かったように思います。プロデュースはクリフ・リチャードの「恋はこれっきり」を書いて一躍注目を集めたアラン・ターニーです。
Cliff Richard - We Don't Talk Anymore (Official Video)
実はこの頃、アランとレオはクリフ・リチャードのシングルを共作しています。
Cliff Richard - Dreamin' (Official Video)
アランは「恋はこれっきり」の功績を認められて、クリフのプロデューサーに抜擢されたんですね。アランはクリフとレオのプロデュースを並行して進めていたようです。
アランのオールディーズを80年代風に蘇らせたようなポップなスタイルが見事にハマった、僕はそう感じています。