まいにちポップス(My Niche Pops)

令和初日から毎日、1000日連続で1000曲を選曲しました(苦笑)。古今東西のポップ・ソングをエピソード、歌詞の和訳、マニアックなネタ、勝手な推理、などで紹介しています。みなさんの音楽鑑賞生活に少しでもお役に立てればうれしいです。みなさんからの情報や思い出話などコメントも絶賛募集中です!text by 堀克巳(VOZ Records)

「Love Me Again」Ikkubaru(2014)

 おはようございます。

 今日はIkkubaru(イックバル)。インドネシアのバンドです。彼らは山下達郎角松敏生に影響を受けたらしく、日本でも”その筋”(?)には知名度があって、日本のアーティストとも数多くコラボをしています。この曲も星野みちるが彼らをフィーチャーした形でカバーしています。

     歌の内容は、昔付き合っていた二人が雨の日に彼女を家に送る途中、付き合い始めた日のことを思い出しながら、いつのまにかまた恋に落ちたように感じる、といったロマンティックなものです。

     最近、日本でもシティポップが再び注目されて、そういう音楽をやるアーティストも増えているようです。自然体でみんなセンスがいいです。ただ、ロマンティックさに欠けている気がどうしてもしてしまいます。メロディも歌詞も。それは、今の日本は若者がロマンティックな幻想を持てるような国じゃないからだろうな、などと思ったりします。いや、ひょっとしたら、僕が言うロマンティックは、あくまでも僕が若かった時代数十年の間に生まれた音楽や映画やドラマなどから育まれたもので、今は今の若者なりのロマンティックがちゃんとあるのかもしれません。

    ともかく、十代から二十代にかけてシティポップを聴きながらこっぱずかしい幻想に浸った僕には、インドネシアのこのバンドの素朴なロマンティックさの方がしっくりくる気がします。

 


ikkubaru - Love Me Again

 

 

Love Me Again

Love Me Again