おはようございます。
今日も1970年代の米ウェスト・コーストの歌姫。ローラ・アランの「SLIP AND SLIDE」です。
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Lai lai lai lai lai lai lai lai lai
I got up a little late this morning
Had some trouble getting into the swing
I'm feelin' like a helium balloon
And someone let go of the string
Oh,no,I'm up in the clouds
You better tell 'em I'm out for the day
Cuz there's no way down
Can't get my feet on the ground
I keep slippin' and sliding away
Slip and slide away I go
Slip and slide away I go
Slip and slide away I go into a dream
Now they say that dreams are just for fools
Well I betcha fools made up those rules
So never mind what they say
Just slip and slide away, cuz it's okay
So whenever you feel a little crazy
Maybe too many things on your mind
Just clear a little place for your dreams my friend
And leave your troubles behind
Slip and slide away you go
Slip and slide away I go
Slip and slide away we go into a dream
Now they say that dreams are just for fools
Well I betcha fools made up those rules
So never mind what they say
Just slip and slide away, and it's okay!
Lai lai lai lai lai lai lai lai lai、、、
Slip and slide away I go
Slip and slide away I go
Slip and slide away I go into a dream
that dreams are just for fools
Well I betcha fools made up those rules
So never mind what they say
Sometimes you gotta slip and slide away
And it's okay
Slip snd slide away
Clear a little place for your dreams my friend
And slip and slide away、、、
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今朝、少しだけ遅く起きると
問題も消えていつものリズムに戻っていたわ
私はヘリウム・ガスを入れた風船みたい
誰かがその糸を離したの
どうしよう！雲の上にいる
今日はお休みするって伝えてもらったほうがいいわ
だって、降りる方法がないから
地面に足がつかなくて
私はどこまでも滑ってゆく
滑るようにどこまでも行くの
滑るようにどこまでも行くの
滑るようにどこまでも行くの 夢の中へ
みんな夢はバカだけが見るものって言うけど
そういう決まりを決める方がバカだわ
だから、人の言うことなんか気にしないの
ただ滑って行く、それでOKだから
だからちょっとおかしな気分になった時はいつも
たぶん、たくさんのことを頭につめこんでいるの
ただ、ほんの少しのスペースを
あなたの夢と友達のために空けてあげましょう
困ったことは後ろに置いたまま
滑るようにどこまでも行くの
滑るようにどこまでも行くの
滑るようにどこまでも行くの 夢の中へ
みんな夢はバカだけが見るものって言うけど
そういう決まりを決める方がバカだわ
だから、人の言うことなんか気にしないの
ただ滑って行く、それでOKだから
滑るようにどこまでも行くの
滑るようにどこまでも行くの
滑るようにどこまでも行くの 夢の中へ
みんな夢はバカだけが見るものって言うけど
そういう決まりを決める方がバカだわ
だから、人の言うことなんか気にしないの
時にはあなたも滑って行った方がいい
それでOK
滑るようにどこまでも行くの
ただ、ほんの少しのスペースを
あなたの夢と友達のために空けてあげましょう
そしてどこまでも滑って行くの、、
（拙訳）
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ローラ・アランはロサンゼルスを拠点に活動していたシンガー・ソングライター。
彼女は10歳頃からフォーク・クラブで歌い始め、高校の頃からダルシマー奏者の第一人者であるジョエレン・ラピダスのもとで、ダルシマーやツィター（チター,オートハープ）といった楽器の製作や演奏を学んだそうです。
ツィター（左）ダルシマー（右）
1971年にはデヴィッド・クロスビーのソロ・アルバム「イフ・アイ・クッド・オンリー・リメンバー・マイ・ネイム」にツィターとコーラスで参加しています。
1975年に一度メジャーと契約しますがリリースには至らなかったようです、1976年にはビル・チャンプリン率いるサンズ・オブ・チャンプリンの「HOLD ON」という曲をビルと共作しています。
そして、1978年、彼女が26歳のときにようやくデビューを果たします。そのアルバムが「LAURA ALLAN」で、2曲目に収録されていたのがこの「SLIP AND SLIDE」でした。
当時、国内盤も発売されていたようで、タイトルは「L.Aギャル」。ちょっと引いてしまう（？）タイトルですが、”L.A”はロサンゼルスとローラのイニシャルを掛け合わせたようです。
このアルバムにも、当時のL.Aの名うてのミュージシャンたちが集まっています。例えばこの曲のリズム隊は、スティーリー・ダンでおなじみのリック・マロッタ（Dr）と”セクション”のリー・スカラー（B）。
コーラスには、AORファンにはおなじみでカーラ・ボノフ・バンドでキーボードもやっていたブロック・ウォルシュ、そして昨日ブログに登場したヴァレリー・カーターが参加しています。
そういえば、このブログの読者の方からヴァレリー・カーターとミニー・リパートンは共通点を感じるとコメントをいただき、なるほど、と思ったのですが、その流れで言うと、ローラ・アランはリンダ・ルイスとの共通点を感じるなあと僕は思います。
ちなみに、このアルバムで僕が一番好きな曲はオープニングを飾っていたこの曲です。
ホーンはジェリー・ヘイ率いる”シーウィンド”がつとめています。彼女はダルシマーとクレイドラムも演奏しています。ちなみに「SLIP AND SLIDE」ではツィターとカリンバを演奏しています。その辺が彼女の個性でもあるんですね。
1980年に彼女はセカンド・アルバム「REFLECTIONS」をフルート奏者のポール・ホーンと共同で制作します。この作品は、一転して”ニューエイジ・ミュージック”と呼ぶべき内容でした。
その後彼女はソングライターとして1984年にケニー・ロジャースに「Dream Dancin'」という曲を提供（ロビー・ロングとの共作）しています。
彼女は1996年に久しぶりに「Hold On To Your Dream」というアルバムをリリースし、2000年には4枚目になる「テレグラフ」を発表しています。
2008年に彼女は癌のため亡くなってしまいましたので、彼女が残したアルバムはわずかに4枚ということになりますが、このファースト・アルバムは隠れた名盤として、日本のAOR、ウェストコースト・サウンド好きに根強く支持されています。
最後は彼女が「SLIP AND SLIDE」をカリンバで弾き語りをしているヴァージョンを。すごくいい感じですね。
