おはようございます。
今日はスティーヴィー・ワンダーの「愛を贈れば」です。
Stevie Wonder - Send one your love (1979)
Send her your love
With a dozen roses
Make sure that she knows it
With a flower from your heart
Show him your love
Don't hold back your feelings
You don't need a reason
When it's straight from the heart
I've heard so many say that the days of romance are no more
And people falling in love is so old fashioned
But waiting are they the day they once let slip away
Hiding need to fulfill their heart's desire for love’s passion
Send her your love
With a dozen roses
Make sure that she knows it
With a flower from your heart
Show him your love
Don't hold back your feelings
You don't need a reason
When it's straight from the heart
I know that people say two hearts beating as one is unreal
And can only happen in make believe stories
But so blind they all must be that they cannot believe what they see
For around us are miracles of love’s glory
Show him your love
Don't hold back your feelings
You don't need a reason
When it's straight from the heart
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”彼女に君の愛を贈ろう 12本のバラを添えて
彼女がその思いを知っているか確かめるんだ
心からの花とともに
彼に君の愛を示そう ためらわないで
理由なんかいらない それがまっすぐな気持ちなら
もうロマンスの時代じゃないとか 恋に落ちる人々は時代遅れだとか
たくさんの人たちが言うのを聞いて来た
だけど、彼らは待っているんだ いつか自分が逃してしまった日々を
隠しているんだ 愛の情熱を求める心を満たす必要があるってことを
彼女に君の愛を贈ろう 12本のバラを添えて
彼女がその思いを知っているか確かめるんだ
心からの花とともに
彼に君の愛を示そう ためらわないで
理由なんかいらない それがまっすぐな気持ちなら
みんなが言っているのも知ってるよ
二つの鼓動がひとつになるなんてありえないって
架空の物語だけにおこることだって
だけど、みんな全く見えていない、見えるものを信じることができないんだ
僕らは愛に満ちた奇跡にかこまれていることを
彼に君の愛を示そう ためらわないで
理由なんかいらない それがまっすぐな気持ちなら ” (拙訳)
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これはドキュメンタリー映画「The Secret Life of Plants」のサウンドトラックとして制作されたアルバム「シークレット・ライフ(Stevie Wonder's Journey Through "The Secret Life of Plants")」に収録され、シングルとしても全米4位のヒットになりました。
この映画は1973年に出版された同名の書物をベースにしたもので、「植物」をテーマにしたドキュメンタリーで僕は未見だったのですが、YouTubeを検索したらあっさり出てきました(笑。
前半こそはディスカバリー・チャンネルのようでしたが(?)、途中から植物には人間のような感覚があることを立証しようとする実験がでていきたり、たぶん現代の科学では否定されかねないものもあるように思えました、、。
「愛を贈れば」が使われたのは、フラワー・ガーデンにたくさんの女性が集まっているシーン。なるほど、だから歌詞にバラが出て来たわけですね。
"Send her your love with a dozen roses"
僕は花言葉の類には全く疎いのですが、なんでa dozen 12本なんだろう?と思ったら、これはどうも”常識”だったみたいですね、、、。
もともと古くからヨーロッパの風習で、男性から女性にプロポーズするときには12本のバラを贈るもので、12本のバラにはそれぞれ感謝、誠実、幸福、信頼、希望、愛情、情熱、真実、尊敬、栄光、努力、永遠の意味があるのだそうです。
でも、そういうスタイルはこの当時でもオールド・ファッションなものだったようで、ただそうはいってもみんな心の底ではロマンスに憧れているんだと、彼は歌っているわけです。
さて、このアルバムは、前作があまりに凄すぎる傑作「キー・オブ・ライフ」だったので、ドキュメンタリー映画のサントラか、と肩透かしにあった感じもあって、商業的には期待ほど成功せず、彼のディスコグラフィーの中でも目立たないものになっています。
しかし、隠れたいい曲があるんですよね。それも是非紹介させてください。
Stevie Wonder ~ The Secret Life Of Plants