おはようございます。
今日はSOLEIL(ソレイユ)。ボーカル、それいゆと元ザ・ファントム・ギフトのサリー久保田、元ヒックスビルの中森泰弘の三人によるバンドです。
実は僕はこのバンド知らなかったのですが、日々せっせといろんなポップスを検索していたら、音楽サイトのリコメン機能で出てきてました。そういうわけで最近知ったばかりなんですが、なんとSOLEILは今月をもって活動を休止するそうです。
僕が興味を持ったのは、2019年も終わろうとしている今の時代に、真っ向からフィル・スペクター・サウンドをやっていること。しかも、昨日紹介したフィル・スペクターのクリスマス・アルバムをイメージして、クリスマス・ソングにしているということ。ぶっちゃけ、いい意味で酔狂だなあ〜と思ったわけです。
SOLEIL Twinkle Heart MV (Short) & Last Christmas Concert
調べてみると、それいゆと久保田は彼女の母親の妹を介しての昔からの知り合い、中森は彼女の家の裏に住んでいたそうです。
このプロジェクトは、60年代の”スウィンギング・ロンドン”をイメージに、マニアックさを徹底していること。
ソングライターは、真島昌利、近田春夫、原田真二、高波慶太郎、かせきさいだあ、カジヒデキ、直枝政広といった面々。
そして特筆すべきは、発売している作品全て”モノラル”でリリースしていること。
(今月それらの作品を、ビートルズにならったやり方でステレオ・ミックスしてリリースするそう)
モノラルのサウンドについて16歳のそれいゆは
「片方のイヤホンでも同じ音が聴けるから便利でいいと思う」というちょっと唸ってしまう見事な返答をしています。
十代の女の子を使って、音楽マニアのおっさんたちが集まって好きなように楽しんでいる、と思わなくもないですが、こういう風にマニアックなポップスのアプローチができるジャンルは、もはやアイドルしかないんだろうなあ、とも思います。
さて、この「Twinkle Heart」を書いたのは、SPEEDでおなじみの伊秩弘将。さすが、ツボをしっかり押さえてる、というか、これぞJ-POPという作りです。かつて大ヒットをたくさん出した作曲家にしか書けないようなタッチを、僕は感じました。
Twinkle Heart [アナログ] (完全限定盤) [Analog]
- アーティスト:SOLEIL
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2019/11/20
- メディア: LP Record