おはようございます。
今日は森大輔の「My Favorite Shoes」です。
僕は通勤電車で毎日東京に通っているのですが、週後半になると必ず疲れてネガティヴなモードになってしまいます。特別何かあったわけじゃないのに。きっとストレスフルな空気に飲み込まれてしまうのだと思います。普通に生きているだけで、ネガティヴ方面に引っ張られてしまう今の世の中、意識的に自分をアゲてあげる習慣を作ることは必要不可欠なのかもしれません。
お気に入りの靴や新しいスニーカーを履くというのも、ちょっとワクワクするものです。学生時代なんて特にそうでした。服でもアクセサリーでもやっぱりワクワクするでしょうが、シューズの場合、歩くとか走るということに直結しているので、より行動的な気持ちになれそうです。
新しいシューズを履く時のときめきをナイーヴに爽やかに歌にした森大輔は、シンガーソングライターですが、SMAP、嵐、KinKiKids、三代目J SOUL BOROTHERSなどたくさんのアーティストの楽曲を手がける作家としても活躍しています。
実は昔、僕がレコード会社にいた時なんですが、彼のデモテープを聴いてすごくよかったので彼が住む大阪までスカウト(?)に行き、しばらくやりとりしたことがありました。まだ十代だったのですが、完璧主義というか、ものすごくストイックに作曲とアレンジに打ち込んでいてそのクオリティの高さに驚いたことを覚えています。彼はとにかく久保田利伸が好きで、彼が所属している事務所に入る話がすでに進行していたので、残念ながら僕は身を引くことになりました。
でも、その後、彼は久保田利伸の作品でも数多く共作をやっているので、本当に嬉しかったんじゃないかなあ、と思います。
彼のアーティストとしてのデビューは2004年、アメリカのR&Bの最高峰”アトランティック・レーベル”からのリリースという破格のものでした。
名門レーベルの海外のスタッフが聴いてもそれだけの才能が感じられたということでしょう。
その後、彼は冨田ラボとも共演していて、この曲もとてもいいです。
「雨雲」
そんなわけで、僕がもっともっと評価されていい日本人アーティストはと聞かれたら、真っ先に思い浮かぶ一人が彼なんです。
どこからどう聴いても名盤にしか思えないと僕が思っている、彼のデビュー・アルバム「OPUS ONE」から最後にぜひ2曲お聴きください。
サードシングル「Moonlight」
セカンド・シングル「Rain」。僕が最初に聴いたデモはこの曲。デモの段階でこのアレンジの雛形はすでに出来上がっていました。。
冨田ラボ、プロデュース